まったく、小学生は（以下略）。なにげにありすと夏葉の服装の豊富さに驚く。立ち絵が一日ごとに替わるのだ。立ち絵の豊富さからも作品に対する作り手側のモチベーションの高さが分かる。さらに目パチ口パクなど演出面へのこだわりはかなりのものです。ただちょっとNGボイスがそのまま入っていたりとデバッグしっかりやったのか心配な面も。大きな感動などは無いのですが丁寧に作り上げられた演出や世界観も見事なもので、まったりとゆるりと楽しむ事ができた。ノスタルジックな雰囲気や空気感が最高です。
想像していたよりもはるかにシリアスな物語で驚いた。もっと萌えゲー的なロリゲー的なものを想像していた。ゴスデリが面白かったんですが、なんかものすごくいいところで終わっちゃっていてやや心配していたんですが、きちんと物語も綺麗に完結しており面白かったです。すみルートはなかなかショッキングでした。
シナリオは「すみルート」では妖術的見地から、「ありすルート」では医学的見地から、夏葉の以上成長の謎を探り解決するという内容で、両ルートをクリアすることで強制的に夏葉ルートが始まり、両見地から事態が解決するというわかり易い展開。まったりとした序盤からシリアスな終盤に。人物描写がとても丁寧におこなわれており登場キャラの全てがとても魅力的。頼りになる大人達って最高だなぁ。
演出はかなりのこだわりで作り上げられており、台詞と合っている口パクや、一定ではない目パチなど素晴らしいこだわりよう。とくにすごいのが夏葉とありすの立ち絵の衣装の豊富さで、これはエロゲーではかなりすごい事なんじゃないかなと。あとは物語部分での演出がもう少し強化されていれば文句無しと言ったところでしょうか。こういった丁寧に作られた作品というのは満足感が違いますね。