この雰囲気こそ、千世クオリティ。六ツ星とは変わって”ゲーム全体”が意味を持つシナリオです。全てはひまわりの為に。
主にひまわりゲーですので、もしひまわりが気に入らなければプレイする意味はかなり薄れます。
今回はゲームを通して意味を持つシナリオとなってますが、そのせいか攻略キャラの順番に制限があります。
むしろ強制といっても良いでしょう。
ひまわり、ここたん、夕日、祭、菫の順になります。
夕日と祭はどちらを先にプレイしてもいいのですが、祭を先にやると話の内容が酷いことになります。
そう、下手に共通パートが入り込んで来るので随所に矛盾が見られてしまうのです。
祭ルートではそれが顕著ですので先に夕日をプレイしてないと???になります。
大変でしょうが、全キャラALL個別ストーリーでやってくれていれば3~4点は+になっていたと思います。
システムのシーンサイティングはアリですが、キャラサイティングは活きていたとは言い難いですね。六ツ星では良い感じだったのですが、これも半強制攻略順がもたらした副作用でしょうか。
ですがそれをカバーして余る魅力的なキャラ達のやりとりに、一気にプレイしてしまいました。
ひまわり・・・ええ子や・・・。
プレイし終えるのがもったいないと思えるゲームでした。