「けれど…わたしはあなたの思っているよりずっと肉に近い女です。殺されるほどの激しい責めを、わたしの肉が期待しているのです」
序盤はあまり楽しめなかったけどクリアしていく度に面白く感じて最終的にプレイして良かったと思った。全て明かされているはずに何故か全てが明かされていない余韻に浸るような心地になった。小梅エンドがないのが意外だと思ってたけど全てプレイするとそういうことかと思った。
独特な文章がとても良かった。台詞の前にキャラクターの名前があり、「(不満げに)」など台詞の鉤括弧の中にあったりする。台詞回しも良かった。やはり魅力的なヒロインは柘榴と小梅でしょう。相変わらず多田美智さんのどこか舌ったらずな喋り方は魅力的。
最初は話が急に展開されてそのまま終わってしまうので御伽噺のような話のスタイルなのかと思ってたけど、今となってはその話の持って行き方が僕は天使じゃないよにぴったりだと思った。全ルートは一日も有ればクリアできる。全クリ後、鑑賞した時に曲数のあまりの多さにびっくりした。