間違いなく復刻版+しかやってないけど無印は原点にして頂点。弍は恋と比良坂先生の関係性。参はフェティシズム。零は比良坂先生と成美の過去。今作真はキャラクター造形とストーリー。
専門用語や医薬品の名前が出てくるので検索しながらプレイした。亜子の肋骨について説明があるのだけど人体学的にいかに胸が出ているのかを解説するテキストにはちょっと興奮した。今作は亜子の背景が追加されたことで復刻版ではパッとしていなかったけど魅力的なキャラになっている。復刻版をプレイした時は恋以外そそるキャラはいなかったけど今作で亜子を魅力的に感じた。女としての賢さを兼ね備えたキャラになっている。今作はシリーズ内で一番ヒロイン達が魅力的で、そりゃキャラ造形が特別ならヒロイン達を調教するストーリーなのだから一番面白い!今まで比良坂先生が小物感というのがよく分からなかったが今作はよく分かった。人間くさいから。というかヒロイン全員、病んでない…?
初代のようにインパクトのあるプレイはないけど面白かったので満足。強いていうなら実娘(亜子)に罵倒されながらの実父との性行為か。「けど、クズの子種なんて一匹残らず、この世には残しません」「さきほど貴方が膣内射精した分は、後ほど入念に殺精子剤で殺しつくします。ゴキブリに殺虫剤をかけるより入念に」という台詞が良かった。私はお前は淘汰されるべき種なんとだと言われると興奮してしまうので。あとは恋に他人の数多の精液を膣に入れて比良坂先生が挿入して受精レースしたくらいか。
ひかるが弟に拒絶された時に壊れたように「死んじゃいたいくらい気持ちいい」と言うシーンがある。まさかあのひかるからこんな台詞が聞けるのかと興奮した(今作のひかるは実弟に恋心を抱いてて近親相姦特化になっている)その後トゥルーだとひかるは妊娠している。明るく押しかけ女房のようになっているけど「どんなひどいことされても絶対先生から離れない」って台詞、「しんじゃいたいくらい、気持ちいい」を聞いた後だと狂ってしまったのかそうでもないのか想像を掻き立てられる。子供に悟って名前付けたものひやっとした。病んでるね。
礼美は霊安室で死体の上でセックスをするシーンがあり、シャワー室で比良坂先生の便を身体中に浴びたりもする。その後豚とセックスするけどいやもう礼美だけ何でもアリだなと思った。その後特別ナースとなった礼美はどんな鬼畜なプレイでも出来るそうだ。流石。だけど礼美トゥルーはしんみりした話で驚いた。トゥルーエンド見た後に鬼畜エンド見ると分かりやすいかも。
恋トゥルーではまさかあの比良坂先生が「恋、逃げろ」なんて言うとは思わなかった。それにしたって恋役の御影由宇さんの声は今作もピカイチ。夜勤病棟のメインはやはり七瀬恋でしょう。恋以外で活動していないのが惜しい…!探せばあるのだろうか。ともかくとても良い声だ。恋が薬を盛られるシーンがあるのだけど、たどたどしく子供っぽく喋りながら気持ちよくなっていっていくのはエロかった。
ハーレムエンドの成美の「私は…貴方に近づけたの?私がしてきた十年間は無駄ではなかったの…?」これはすごくいい。まさか成美のような女性からこのような言葉が聞けるとは思わなかった。今作は成美が比良坂を呼んだのは比良坂に追い付けるように努力して追い付いたと思ったから呼んだのだ。迷子の子供のような気持ちをずっと抱えていて、その胸の内を吐露されたら誰だって胸が苦しくなるでしょう。比良坂先生の「なのに、悪いな、成美。お前を壊しちまって。お前を捨てちまって、よ」も必見。
成美エンドの「イヤよ。この十年間、散々ヤキモキさせられたんだもの…アナタも少しは味わえばいいんだわの」の演技が素晴らしい。「これからも、ずっと…私は、貴方の雌奴隷なのね…?」の台詞も大変良かった。幸せになってくれ。
あと比良坂先生のイキ顔がちゃんとあるの面白すぎる。部屋についても難しそうな本と生活感のある山盛りの洗濯物と捨てられてないゴミ袋というデザインも良い。比良坂先生ぽい。
立ち絵を下着に変更した時は恋は意外と子供っぽい、というか飾り気のない下着でひかるは上下違う下着なのはこだわりを感じたしキャラらしさも感じた。だけど何故かHシーンがある時は台詞テキストが表示されない。けどメッセージをスキップ(未読スキップOFF)すると表示される。チョロ子、良い新キャラだったのにチョイ役だったのが残念。全ルートクリアするとこれまたおまけのようにチョロ子とのセックスもあるけど。
それにしたって零を先にプレイしたけど比良坂先生と成美はすごいすれ違ってるんだなと思った。確かに真ではあるのに零では比良坂先生の熱演が聞けないのは物足りなく感じてしまうかも。とにかくハマり役。