圧倒されて言葉に詰まる。先が読めないという意味で、ここまでの作品に出会ったのは久しぶり。寂しく思うことは、これ程までの作品がプレイ暦の浅い（私の様な・・・）方たちへの敷居の高くなっている点でしょうか。価格的にもそうですが市場に出る本数の少なさ。本来ならもっと多くの方が触れるべき作品なんでしょうね。少しでもプレイを考えている方は下調べは絶対しないほうがいい。
数年の期間を要してまで手に入れた作品。（ここまで時間がかかったのは、金額的な意味と、状態に拘った為ですが・・・）作品の内容とは別に私の中ではとても感慨深い作品です。その期待に恥じない内容にただ、圧倒されたというのが私の率直な所です。ただ一つだけ言えるのは一言にも記述の通り、もしこれから少しでもこの作品に触れてみようと思う気持ちがある方は、私の感想は見る必要は全くないし、見てはいけない。そして、この書淫という作品を下調べしてはいけない。何故なら、楽しみが目減りする。間違いなく、絶対に・・・ 正直この作品の現在の価格を存じ上げているつもりです。私自身も安い買い物ではない事は身を持って体験しております。それでもこの暴挙とも言える行為をとって欲しいと切に望みます。プレイ予定のない方はお気軽にどうぞｗｗいつも通り、伝わりにくい内容しか記述できてませんので、お目汚しになってしまう可能性大ですが、楽しみは壊滅的に奪う内容だと思っております。
この作品は、3つの世界で成り立っています。ストイックに婦女を暴行する世界（連続強姦魔ＸであるＮの世界）である【書淫】パート。彼女たちを愛し、大切にする世界（明の世界）である【失われた夢の物語】パート。そして現実世界。（この部分は各パートに僅かばかり反映されているので描写としては若干薄いですが、この存在は必要不可欠です）
簡単に言うと、話の主要部分は【書淫】パートと【失われた夢の物語】パート。そこに現実世界が少しだけ加えられ物語を構成する。加えて補足的な意味合いの【4RD LOVE】を読む事によってパズルのピースが組み合わさっていく。もしかしたら、それだけの事かよ～と思われるかもしれません。ですが、この部位が分かってしまった時点で、この作品の楽しみ半減です。そう認識していただいて結構です。それと同じ様に暗号解読も印象的でした。
何度も何度も繰り返す夢の物語。その夢の物語に終わりであろうルートは存在しますが作中で明確に定められておりません。プレイ済みの方はご存知でしょうが、夕香里に告白するエンドです。このエンドを夢の終わりと捉えるか？それともコレも繰り返される夢の物語であると認識するかは読み手に左右されるのは間違いないでしょう。このユーザーに想像を委ねるこの作品を素晴らしいの一言で表現するのは稚拙ではあるが、この言葉しか思いつかない。
伏線も楽しめます。お恥ずかしいながら、私には伏線だと認識できていない箇所が多数ありましたｗｗ一つだけその例を挙げますが、髪飾りについて。深紗とのＨシーンにおいて、失くした筈の髪飾りを付けていた点。最初よくある、パート分割（シーン使いまわし）の弊害だとか考えてゴメンナサイ。失くしたのに髪についてるっておかしくね～？ｗｗとか本気で思ってました。まさか雪山での最後の深紗と交わりをトレースしているとか思いもしなかった・・・
おかしかったのは
ど う や ら 私 の 方 だ っ た よ う で す ｗ ｗ
その他にも色々ありますが、私の文章力ではうまく表現できそうにありませんのでこれくらいにしておきます。もしプレイする機会がありましたら、そのあたりを注目してみて下さい。きっと楽しめると思います！！
※最後にちょっとだけ余談ですが。私のプレイ時間はOS XPで攻略サイトを参考にしたプレイ時間です。最初は攻略サイト全く見ないでPC98でやっておりましたが、迷走しまくってちょっと小休止的な意味合いでXPに切り替えてついつい楽しようと攻略サイトのお世話になっていたら、気付いたらいつの間にかヤリキッテしまってましたｗｗお分かりかと思いますが多分XPでいけます。PC98でなくても大丈夫そうです。（個体差はあるでしょうから、確実とまでは言えませんが・・・）雰囲気から楽しみたい方はwindows2000のPCを買いましょう、安いですから！！（あくまでこの作品をプレイする事だけが目的であればですが・・・）ちなみにPC98でプレイして感じたのは、テキストスピードが遅い、シーンの切り替わりも遅いという点。ですが、コレはむしろメリットであり、雰囲気は断然コッチの方が良いという点は言うまでもありませんよね♪