相変わらずのメッセージ性の強さに脱帽。テキストの困難さも相変わらず。けど、私的には大満足。大した事は書けませんでしたので、未プレイの方は他のレビュアーの感想を読む事推奨。プレイ済みの方は・・・読まなくていいと思いますww
幻想種(アバター)を使役する者達の戦いを描いた意欲作。どうやら、私は日野さんと衆堂さんが描くシナリオが結構馴染む様です。テキストの文法がおかしい様な・・・とか、難しい言葉が乱立していて読みにくいとか、もっと前提の事で漢字が読めない(←後ろ2つは単に私の頭が足りないというのが原因ではあるがww)とか、そういう細かい所は除外した上でという意味ではありますが・・・
この作品においての優しい王国とは、全てが許される世界(もう少し言うなれば善悪関係なく何事にも寛大で不条理な世界)
そんな王国に生きる者達の生き様をより細部に亘り、見事描いているのがとても印象に残る。傷みを覚える事を恐れ孤独の境地を目指す心の内、諦念を抱きながらも『それでも、と―』他者に手を伸ばす心の内。(実際に描かれている明と暗はもっと複雑なモノで、細部に亘り色々と描かれておりますが・・・)この対極する気持ちが混ざり、そして絡み合い、傷みを抱えながらも前に向かう姿勢。この作品に描かれているのは綺麗な世界ではなく、歪んだおとぎ話。内容が内容なだけに、読む者全てが納得(満足)出来るとは私自身思っておりませんが、『それでも、と―』
少しでも多くの方にこの作品に触れていただきたいとそう思ってしまうのは私のエゴなのかもしれません。ですが、全てに納得はいかずとも、心のどこかに引っかかるそんな心震わせる何かが前作同様、この作品には含まれている気がします。
文章力のない私にはこの作品をうまく語る言葉が見つかりませんので、漠然とした感想ではありますが、この辺りで書き止めておく事にします。プレイ予定のない方に言える事があるとするならば、1つだけです。このサイトの優秀なレビュアーの方々の感想や批評を見て興味を抱く事があれば是非プレイしてみて下さい。テキストにクセがありますので、読む気持ちが萎えてしまうというちょっとした罠がありますが(ww)その奥にあるメッセージ性に着目し、そして共感できたらと思います。うまい事書けず、だらだらと駄文ですいません。私が言いたかったのは、この作品をプレイできて良かったとただそれだけの事です。最後までお付き合い頂いた皆様に感謝しつつ、今回はこの辺で。それでは、また・・・