頑張ったのは序盤だけか?(序盤の展開も大した事はないのだが・・・)シナリオ期待してなかったので別に気にしないが、これはないなww
攻略対象ヒロインは全部で4人。白凰院綾香(本名:山田ヨネ)・鬼咲ゆかり・坂上紗夜・厳島絵梨。
各ヒロイン、大体12話?(少し曖昧)の編成で物語が進行していく。(1~6話が共通ルート)
各話の尺は短く、良く言えばテンポ良い、悪く言えばシナリオが薄いとなる訳だが、この作品においては私はこのぐらいがちょうど良かったように思う。
その理由は、おもしろくないから・・・ これで無駄に長かったらgiveup続出は間違いないだろう。
序盤の展開(綾香が校舎を戦車とヘリで爆破の後、新校舎が空から降ってくる)の時点ではもしかしたら、ほんとに期待薄いけどもしかしたらおもしろくなっていく?とか少し夢みなかった事もない。
しかし蓋を開けてみれば、主だった共通ルートのイベント(綾香・沙夜の対決イベントや温泉旅行イベント)もおもしろくない。
それならば、個別に期待!!とか少し思ってみたけども・・・
綾香ルートは、知られてはいけない本名を公言し実家である白凰院家を勘当。一度だけしたアルバイトで得た5万円を元手にネットビジネス。その後、成功して大財閥を築いて凱旋するサクセスストーリー。
ゆかりルートは、独裁者たる綾香が発令する禁止令によって窮屈になっていく学園生活を見過ごす事が出来ないヤクザの娘ゆかりが奮闘し、元の平和な学園を取り戻す為に奔走するストーリー。
紗夜ルートは、ゆかりルートからの派生。ヤクザの任侠が~とかそんな感じのストーリー。
絵梨ルートは、主人公と無事結ばれたはいいが、その後大事な人を失う事を恐れるあまりその距離を自ら遠ざけてしまう絵梨の葛藤を描いたヒューマンストーリー。
これが見事なまでに面白くない。その一つの要因としては、成長しない主人公。考え方がお子様過ぎてどうしようもない。見ていてとてもイライラする。(学生という設定を考えれば分からなくもないが、ヒロインの設定が濃いだけに明らかに役者不足ではなかろうか)
シリアスパートもダメです。表現力が低いせいか、引き込まれる要素がない。
学園ドタバタコメディーの様相は感じられなくもないが、純粋にドタバタしてるだけで、本来そこに乗っかるべきコメディーの部分を象徴するギャグ部分が壊滅的。突飛な設定にすれば、それだけでおもしろくなるとか思ったんですかね?甚だ疑問です・・
良かったのは、曲と絵。曲に関しては、IOSYSとか電気とか採用しておりやる気は伝わってくる。
絵に関しては、【空を飛ぶ~】の絵師も関係したので若干不安ではあったが、そらみつの様な災害はなく、しっかりした作り込み。これは、CIRCUSブランドで出す以上は、妥協することなくしっかりやるよ~って主張だったのでしょうか?こちらは終始安定していた様に思います。
シナリオ期待してやるとガッカリ間違いなし。バカゲー期待してギャグを楽しみにしてやったらほぼ涙目。あ、でも幕間に毎回電波な感じの次回予告的なナレーションが入るので、この部分は好きな方ももしかしたらいらっしゃるかも。
そんな感じなんで、私の様に絵重視で作品を選ぶ方にはいいかもしれません。あんまりオススメしませんがねwwCIRCUSはやっぱりD.C.シリーズだな~とつくづく感じた今日この頃のそんな一幕・・・