最高のtrue end。殻ノ少女シリーズ完結作として文句なしの作品
殻ノ少女シリーズが終わってしまった…
カルタグラから数えて4作品をプレイし、只々喪失感に苛まれている。それでも、かけがえのない作品に出合わせてくれたInnocent Greyに感謝を。最高の作品だった。
作品の批評としては、音楽、美術は言うまでもなくヴィジュアルノベル最高峰としての地位を確立したと思う。推理パートに関しては前作よりも多く感じ、解きごたえがあったように感じた。けして煩わしいほど推理パートが差し込まれることもなく適切な量だったように感じる。シナリオに関しては、時坂の偏執もtrueで解消され、綺麗にまとめ上げていたように思う。尚織の描写が薄いこと、真崎と紫の関係が何とも言えない感じであったこと、Hシーンがあまりにも少なかったこと等気になったことがあるにはあるが、それを差し引いても終始だれることなくテンポよく物語が進み、最高のフィナーレを飾った本作は歴史に語り継がれる一作となることに疑いの余地はない。