設定から言わずもがないつものバカゲかと思いきや意外にヒロインのキャラ立ちが良い。また次女末女はそのキャラ立ちとトンデモ設定との相乗効果相俟ってシナリオでは破綻寸前ながらシチュと絡むエロ方面では巧く昇華できているのは感心、これは嬉しい誤算。
ただ主人公の立ち位置はわかるんだけども折角もらった石板を使って何をどうしたいのかがかなり迷走気味。
おさんどん状態に対して下克上を!と表面的には取り繕いつつも別にそこまでおさんどんを嫌がっている様がなく、
折角の石板の効果をエロ、それも行き当たりばったり的な方向に、直結させるばかり。
(反面、その行き当たりばったりさが抜き方面ではちょっとしたスパイスになるのだが。)
エロゲ故にエロに走るのは仕方ないとしてシナリオと両立は望むべくもあらず、
ヒロインが魅力的だっただけにもったいないなー。とかなんとか。