戦闘よりも四四八よりも、栄光と野枝がよかった
攻略順序は、晶 → 歩美 → 鈴子 → 水希
その後グランドルート回収。
久しぶりにちゃんとした物語を読んだなあ、という印象。
冒頭は言い回しになれず、分かりづらい部分があるが、20分もすればハマる。
その後はサクサク、テンポ良く進めていけます。
全体的なまとまりがとても良い作品でした。
ある意味夢落ちというありふれた題材なのだが、その料理の仕方が秀逸。
サブキャラやヒロインの見所が多くあり、満足。
だが、「熱さ」や「戦闘」といった視点で見ると物足りない。
特にラストバトルシーンなんかはあっさりしているし、終段詠唱もなんのこっちゃわからない。
最後でもう少し、盛り上がりが欲しかったところ。
さらに言えば、主人公の四四八が、他キャラに比べて目立っていないことが悔やまれる。
なんか特性だけじゃなくて、キャラの濃さも器用貧乏してる。
この作品を通して、一番よかったところは栄光と野枝の絡み。
「月が綺麗ですね」等の言い回しや、生涯の愛を賭けるシーンなんかは最高だった。
グランドルート・エピローグでここら辺の補完が欲しかった。
見所が要所要所であるため、なかなかに飽きない作りをしていてお勧めです。