面白いとは思った。ただ、求めていたkeyではない。
前情報から、まあそんなことだろうとは思っていたが、やはり残念。
CLANNADのように少し不思議な青春物語を期待していた私にとっては合わなかった。
だが、どうしてだろう。合わなかったが面白い。
日常部分では、いつものkeyを演出しようと頑張っていたように思える。
攻略順序は
ちはや 小鳥 静流 朱音 ルチア moon terra
面白いなと感じたのは、キャラクタールートでは小鳥と静流。
ただ、静流ルートの救われなさは泣いた。
親が気づかなかった。他の皆が消えていく。
そんなことは別によかった。だけど。
最後の最後は、ちはやと咲夜の出会いみたいな感じで
CGを静流のエンドロールの最後にもってきてもよかっただろうに。
これではいろいろ救われない。
もともとご都合主義的な話。奇想天外な話なのだから、もう少し上手くいってもよかったと思う。
全ルート攻略がmoon、terraの開放条件なので、不完全燃焼感は否めない。
terraでやっと謎だった部分が繋がり、なるほどと思えたが...
そして他の方も言っていたように、音楽が今回は素晴らしいと思えなかった。
悪いわけでは決してないし、力を入れているわけだけど。
CLANNADなら音楽を聴いたらその感動シーンが思い浮かばれたのに、今回はそれはないだろう。
全体として、他のゲームと比べれば十分な作品だが、今までのkeyを求めていた方にとっては考えさせられる作品になったのではないだろうか。
少なくとも私は、今後のkeyさんには、青春ストーリー(特殊能力とかなし)で感動するものを作ってもらいたい。