うぃちぃず程のインパクトはなかったけど、十分良作です。
結構このゲームを買った人はプリンセスうぃちぃず級のインパクトを求めた人が多いと思うけど、
そういう意味ではインパクトはなかったかな(前がありすぎただけとは思うが)。
基本的には日常パートの合間に戦闘シーンを挟むAVGで、戦闘が苦手な人も難易度をイージーにすれば、まずクリアできるレベルと思う。
日常シーンは正直独特感があるので、体験版をやって合わなかったら、クリアはつらいかもしれないです。
まあ私的には十分あっていたので、楽しめましたが。
あとこのゲームは妙な部分でやりこみ要素があるので、そこらあたりはある意味挑戦的なものを感じました。
ちなみに1ルートあたりかなり長いです(初回は10時間以上?)。
あと各キャラとシナリオですが、
正直2週目以降のクリアキャラであるアゼルルート以外は盛り上がりに少し欠ける気がしました。
これだけだと75点なのですが、真ルートであるアゼルルートはかなりいい出来でこれだけで85点はあげられます(なので合わせ技で80点です)。
アゼルルートは真ルートなだけあり、戦闘描写といいシナリオといい、他のルートに比べてかなりいいできですし、燃えも萌えもあります。
ちなみに、このルートやれば他のルートでぼかされてた点がほとんど解決しますが。
このゲームをやって気になったことが一点あります。
それは幼馴染のナナカの存在です。
正直ナナカは自分のルート以外でもかなり目立つというか、主人公に干渉してきます。
これは以前開発者インタビューで、前作プリンセスうぃちぃずでは幼馴染からの想いを主人公がいつの間にか断ち切ってるのが納得できなかったので、
幼馴染との関係の決着にはこだわります、と読んだことがあります。
確かにその点にこだわった結果が他のルートの影響度だと思うのですが、プレイした結果、これは人によってはナナカの評価をあげるか、徹底的に嫌われるかの2択になるなと感じました。
ちなみに私は他のルートでナナカの評価を上げ、ナナカ自身のルートでキャラ評価をかなり下げましたが(笑)。
ここまで結構ほめてますが、不満点もあることはあります。
それはCGがかなり少ないことです。
確かに演出をがんばっているので、CGがなくてもそれほど違和感はなかったのですが、あとでCGモード見て各キャラごとに差分なしで10枚以下はさすがに少ないと思いましたわ。
それもほとんど雑誌とかで既出のCGでしたし・・・。
まあ、エロシーンは数は少なくてもテキストが十分エロかったですが。
まあ何はともあれ、もし購入する予定があるのであれば、全キャラクリアはせずともアゼルルートだけはクリアすることとをお勧めします。
このルートクリアしたら、くるせいだーずの世界は大体把握できますので。