前作に引き続き、最高の夏休みでした。
以前発売されたSummer Pocketsにヒロイン追加などがある完全版です。
追加されたどのヒロインの話もよくできていました。
今回、追加されたヒロインルートは本作の真相を知ってる前提での話ではなく、初見でも楽しめる追加ストーリーになっていたと思います。
既存ヒロインルートは前作の感想で書いたので、今回は新規ヒロインルート&新規おまけの感想です。
【のみき】
親とは、家族とは、ということを考えているルート。
のみきの生まれから来る話であり、島の人たちからの愛とそれを受け取る側の不安、といった話でした。
このルートはところどころでかなり笑わせてもらいました。
追加ルートでは2番目に好きですね。
【静久】
紬の親友である静久のルート。
つらいことから逃げる、周りから望まれる人でいる、といったことに対する話ですね。
個人的には結構難しい話かな、という気がします。
ただエンディングは二人の決意も感じ、結構好きです。
ちなみにバッドエンドもありますが、ハッピーエンドのほうをみてからバッドエンドを見ると、ホラーとは違うけど、どこまでも堕ちていく怖い話でした。
【うみ】
前作プレイ済みなので、うみちゃんの事情は知っているのですが、それを知りつつ見ると、胸が苦しくなってくる話ですね。
うみちゃんの目的とは違いますが、これもうみちゃんにとっては、必要な話だったのでしょう。
羽依里にとっても、ここでのトラウマに向き合い方は結構好きでした。
そしてこの話があってこそのグランド(ALKA)ですね。
追加ルートの中では一番好きなルートです。
【識】
おそらくは公式が一番推している完全新規ヒロイン。
識はとてもかわいらしかったですし、キャラ付けも濃いので、とてもよいヒロインでした。
話として、識の背景もあるので、ほかのヒロインルートと比べると、ちょっと異色でしたね。
面白かったけど、若干浮いてる感じがしなくもなかったです。
ただ本作をすべてクリアした後だと、識はこういう役目をもっていたんだなぁ、と改めて識というヒロインの大切さがわかりました。
【島ポン】
今回追加された新規ミニゲーム。
といっても卓球のダブルスであり、完全なおまけですね。
天善との卓球にいろんな要素をプラスした形であり、これはこれで面白かったです。
なおEDは大変笑わしてもらいました。
以上が今回の追加ルートですが、既存ヒロインルートもCGが追加されていたり、挿入歌が使われているなど、演出をパワーアップさせてくれていて、うれしい限りでした。
とくにしろはのキスCGが追加されていたのは、とてもうれしかったです。
そして最後の修正点であるPocketのラストシーン。
以前の感想で「今度こそ、3人が幸せになってくれる、と信じたい気持ちでいっぱいでした。」と書きましたが、このシーンを本当にみられるとは・・・。
最後に一番号泣させられました。
これがあっただけでも本当にプレイしたかいがあった、というものです。
この感想を書きながら、またプレイしたくなって来てるので、書き終わったら、またプレイしたいと思います。