乙女シリーズ5作目。主人公のビジュアルは歴代1位。本編75点+特典20点
95点 乙女が彩る恋のエッセンス
乙女シリーズ5作目。主人公のビジュアルは歴代1位。本編75点+特典20点
ensemble乙女シリーズ5作目。雰囲気は3作目以降の上品で善人の世界観を継続していますね。
やはりシナリオは平坦ですが、なかなかに面白い試みを今回はしています。
過去作のキャラクターをゲスト出演させる、という手法ですね。シリーズものならでは、といったところでしょうか。それも「お嬢様学校での女装もの」という一貫したシリーズ構成ならではの「お出迎え会」という形での、自然な出演。
「またお嬢様ものか、芸がないな」というともすればマイナスになりがちな状況を逆手にとったこの手法は、なかなかお見事だと思います。ある種発想で勝負してるというか。
純粋なシナリオ勝負では、navle乙女シリーズには敵わないところを、勝負の土俵を変えて戦略を組んでるのは、姑息、小手先と見る人もいるでしょうが、私は好意的に見ます。
個人的にこの世界観が好きというのも無論あるでしょうが。
主人公の千弘(本名は直人)も、とても素直で明るいいい子です。好きになるかはともかく、嫌いになるのが難しいタイプですね。料理人としてのスタンスが一貫してるのも、前作の歌手としてのスタンスが一貫してるいずみ同様、好感が持てました。
今回は家族愛の要素も入れてきていますし、ensembleさんには、是非今後もこの路線で続けてもらいたいですね。