ほんわかとした気分になれる良作。
会話のテンポが良くて、さくさくと進む。
主人公が、コミュ障から出発して、きっちり相手を引っ張るところまで成長する姿を見るのは清々しい。
ただ雪音ルートにおける、星歌の主人公への接し方は、少し苛立ったかも。
過去の出来事を忘れている主人公に対して、自分で思い出さなければ意味がないから、と言って何があったかを伝えない、というよくあるパターン。
結局、主人公は自分で思い出すことができず、雪音本人に尋ねて過去を教えて貰っているわけだから、このやり取りは意味をなさない。
上記やり取りを含め、妹's の扱いが相対的に低かったような印象。
それでもきっちりと、お話としてまとまってはいるのだけれど。
逆に。
なんだこのポンコツ先輩。ダメすぎ。可愛い。