雰囲気が良くてボリューム満点。でも惜しい。
すみルートは良かった。
登場する妖怪はどれもキャラが立っていて、シナリオもちゃんと起承転結していた。
伏線も程よく配置され、綺麗に回収されていた。
ただ、飛車角とつみ良すぎて、主人公一家が完全に喰われていた。
夏葉ルートは、無印部分にシナリオっぽいのが多少あったが、夏葉カワイイ以外覚えてない。
ただ、夏葉の声優があまり上手くないので、せっかくの夏葉の魅力が3割減なのが痛い。
ありすルートは内容が薄く、正直ほとんど記憶に残らない。
Hシーンは多く、尺や濃さも十分なので、実用性は高い。
ほとんどのサブキャラにも複数回用意されており、かなり充実している。
ものべので最も悪い点は、主人公の頭の回転が遅過ぎる上にずっとウジウジしているので、全く好感が持てないこと。
たぶん全プレイヤーが気づいている事柄を見落として、どんどん状況を悪くしていく。
また、ウジウジと似たような反省文を何度も何度も垂れ流すので、途中から主人公のモノローグを読むのが苦痛になる。
主人公がマシになれば、シナリオの評価はもっと上がったはず。
色々と頑張っていることがよく解るのに、何と言うか惜しい作品。