まさかのサスペンスもの
脅威のコスパは健在の美少女万華鏡シリーズ。
低コストかつ高品質で、個人的には好感度の高いメーカー。
前作、-神が造りたもうた少女たち- より作品の長さはややボリュームダウンしているが、
その分シナリオがシャープになった印象。
女装主人公ということでボイス付きだが、笑い方など一部の演技が下手。
中の人ロリ系は上手いけど、ショタキャラは苦手なのかな。
ちなみに、システムでOFFに出来るんだけど、
エロシーンのバックグラウンドボイスは消えない模様。
立ち絵&CGについては完璧。
非の打ち所がない。
E-moteも完全に使いこなしている。
他社のフルプライス作品と比較しても、圧倒&圧勝してしまう完成度。
正直、格が違う。
シナリオについても、よく構想が練られている。
好きか嫌いかは別にして、読みごたえのある文章。
逆に脚本が優れている分、主人公の演技力に足を引っ張られている印象を受けた。
BGMも全27曲とロープライスでは破格。
一つ一つの質も、どっかのメーカーのようにMIDIにぶち込んだようなものとは大違い。
総評
目立った欠点が無い、全てが高水準のゲーム。
前作と同じく、同価格帯では「最強」の一本。
プロ意識の高いスタッフ達には、これからも頑張っていってほしい。