救いはないんですか!?
※エロゲーではありません
※ただし、えぐい描写は完全に18禁(Zは伊達じゃないッ!)
回避推奨
・可愛い女の子といちゃいちゃしたい人
・考察系が面倒で、それよりも爽快感のある作品をプレイしたい人
・グロCGが死ぬほど苦手な人
・心温まる作品をプレイしたい人
・ハッピーエンド以外が辛い人
ん?
なんかこうやって感想書いてると、私がグロCG好きみたいな印象持たれそうだな…
たまたまそういう作品が多いだけだからね?
本当だよ?
STEINS;GATEやこの世の果てで恋を唄う少女YU-NO、
Fate/stay nightが大衆に受け入れやすい面白さを持つ傑作なら、
本作は物語の理解度や解釈の仕方で、評価が大きく割れそうな作品。
更に、物語の大筋を理解できたとしても、各ENDや最終√のENDの印象で評価が割れる。
本当に、もっとバラエティに富んだ点数や批評があって欲しいほど、この作品は良くできている。
以下、感想雑記(弱ネタバレ注意)
まず、プレイ当時、部屋を暗くしてイヤホンを付けていたことを後悔する。
とあるホテルでのワンシーン。
怖ッ!?
えええ?怖ッ!!
いやいやいや、超怖ッ!!
それが、この作品に触れての第一印象。
私は妄想科学アドベンチャーをプレイしていたはずだ。
パッケージを見返した。
サイコホラーじゃない。
まさか視覚よりも聴覚で恐怖を感じるとは思わなかった。
その時確信した。
この作品は(私には)当たりだと。
実はこのようなシーン、今後も幾つかある。
取りあえず、頭をカラッポにして1週目から楽しんでみた。
(世界観や専門語を学習しながら)
一週目(共通固定)
7章まではドキドキの展開。
8章から心をへし折りに来る。
全く容赦なし…
えぐい…えぐすぎる…
…救い、あるんですか?
↓
雛絵ルート
イチャイチャからのー
…救い?
…無いですね…
…BADENDのほうがある意味幸せでしたね…
↓
華ルート
ぶっ飛んでるよこのルート…
…なるほどー(敵の正体に)
↓
うきルート
嬢ちゃん…BADENDおおすぎや…
都合のいい妄想?
現実からは逃れられない…
…救い?
…ねぇな…
↓
乃々ルート
!!
ビターエンドだけど仕方ないよね。
↓
True
…救われないね。
カオスチャイルド。
全く皮肉めいたタイトルだ。
「彼女」の最後の涙は、「彼」の最後の願いに気付いたからだと勝手に解釈しておく。
ちなみに、世界観や、各ヒロインがもつギガロマニアックスの特性を理解した上で、
Trueエンド後に共通・個別に戻ると全く異なる視点で物語が見えてくるため、とても面白かった。
総評
非常に難解。
与えられた情報で考察しても、どこまでがこの舞台の現実で、どこからが「誰の」妄想の世界なのか
正しい線引きが難しい。というより、全てを線引きすることは私には不可能だった。
Trueエンドですら、「彼女」の幸せを願った主人公の妄想の世界である可能性を完全に否定できない。
正にSTEINS;GATEの対極の物語。
解釈によっては、完全に上回ったという人が居ても納得の出来。
…でもな、ひとつくらい、みんなが笑顔になれる展開があってもええんやで…?