異次元のコスパ
同ブランドの作品の中でも、飛びぬけて完成度の高い作品。
フルプライスでも手抜きが多い業界において、メーカー側が出来ることを全て継ぎこんだと思われる力作。
この価格帯で、メーカーは本当に採算ラインに乗っているのだろうかと本当に心配になるほど品質が高い。
特に細部まで描かれている背景画像の素晴らしさは、
今まで発売されている全てのエロゲー&ギャルゲーの中でも、かなりの上位に食い込む出来の良さ。
シナリオについても、独自の世界観が確立されており、
抜きゲーにありがちな、セッーーーークス→ハッピーエンドの単調さとは異なり、
人間とロボットの心の葛藤を上手く表現しながら展開していくので面白い。
嫌味にならない程度の知識を披露する主人公(博士)の存在も良かった。
楽曲数はロープライスでは驚愕の29曲。
回想シーンも充実している。
起動直後にアニメーションまで用意しているのも素晴らしい。
制作スタッフは、本当にプロ意識の塊である。
総評
同価格帯では間違いなく、“最強”の一本。