×超・寝取られアドベンチャー →〇死生観のある感動系AVG
内容的に「純愛」が相応しいゲーム。
公式サイトのあらすじを見ればわかるが、死んだ恋人と妻の状況が変化した世界で、
妻であったはずの女性が、自分の親友と惹かれあい関係していく様をプレーヤー視点で見せられるという作品。
悪意で寝取るわけではなく、主人公が恋人と死別しなかったらこうなってた系。
シナリオの比重が大きく、抜きゲー(特に寝取られ)ではない。
全体としては短いながらも、無駄なく上手に纏められている印象を受けた。
(誤字:×末世界→〇待つ世界)
特にTrueルートは、結末がわかっていても切なく、フルプライスの作品にも見劣りしない完成度だった。
ライターのおんぼろ月氏。
調べてみたが、本当にもの凄い短期間で単発作品を書き上げている。
(他の作品はプレイしていないので、出来の善し悪しはわからないが…)
彼(彼女?)に十分な構想・作成期間を設けて、一つの作品をしっかりと書いてもらえば、
かなりいい作品ができるんじゃないか?
それこそ大人の純愛物で長編を書かせたら、ホワイトアルバム級の作品を作ってくれそうな気がする。
本作からは、埋もれている名作というより、埋もれている才能を垣間見た感じだった。
総評
抜きゲーではなく、泣きゲーでした