圧倒的完成度
個々の要素に絞れば(シナリオだけとかキャラだけとか)、より上の作品はあるのですが、全ての要素がこれほど高い完成度を誇る作品はありません。
あと、戦争状態ということで、人がバンバン死んでいくんですが、それぞれの死にちゃんと意味を持たせているのがよかったです(とりあえず殺しとけ、みたいな話は不快感しか残らないので)。
ただ、ラストで武が記憶を失っていたことは、伊隅大尉の言葉を考えると少し複雑な気持ちになりました。
いや、記憶が残っていたら元の世界で今まで通りの生活ができないことは分かってるんですが、それでもオルタ世界の冥夜たちのことを覚えていてほしかった気持ちもあるので・・・
無印との分割販売が非難されることもあるようですが、これを1作にまとめて出していたらageが潰れかねないので、仕方ないかな、とオルタ発売後にこのゲームの存在を知った自分は思います。