1、2周目は良かったんですが、3周目でトーンダウンしてしまった。
シナリオ、世界観の作り込みには文句がないです。
声優さんも、女性陣は正直微妙な人もいますが、男性陣は完璧です。
ただ、桜トゥルーエンドは、どうしても納得できませんでした。
聖杯戦争に関係ない一般人を大勢殺しておいて、最後に桜の笑顔で締められても、不快感しか残りません。
桜が罪を償うために現実から目を逸らさずに行動し、苦しみながらも目的を達成していればそれでも納得できたのですが、あっさり黒化してんじゃねえ!、と。
その点、ノーマルエンドは納得できてよかったんですがね。桜を守ろうとした士郎は自分の命を失い、桜は自分の一番大切な人である士郎を失う。それぞれが犯した罪に対しての罰を受けているわけですから。
というわけで、3周目を抜きにすれば90点オーバーをつけられる作品だったので、その点は残念です。
あと、漢キャラ(特にランサー)がカッコよすぎて、主人公とヒロインがかすんでしまってます。まあ、バトル物としては正しい姿なのかもしれませんが。