主人公：アスの辿る、３つの物語。
↑いきなりネタばれです（苦笑）
１つ物語をクリアするごとに、新規ルートが追加されて最大３つのルートが選択できます。
それぞれのルートごとに攻略ヒロインも若干変わります。
妹君だけはどのルートでも出てきます……と言うか、ルートのうち１つは妹君だけしか攻略できませんけどネ。
メインのシナリオの方は割と面白かったです。
立場が違えば、人は今まで知らなかった事を知り、考え方も如何様にも変わってくる。
そんな縮図を垣間見たような気がします。
何が善で何が悪なのか？
そんな事は、主観が変われば当然の如く変わってくるモノなのでしょう。
個人というレベルの範囲の話ではありますが。
社会や世界と言った大きな範疇では当然の如く交わされる正義も、個々の域では又違った一面を見せる。当たり前と言えば当たり前です。世界の正義は、所詮一部の人間の意思によって作られた、若しくは作られているものなのですから。
まぁ、そんな他愛もない事を再確認させてもらった作品でした。
只、ゲーム(特にRPG)としてみた場合システムに難が在ります。（苦笑）
戦闘はほぼ作業になってきますし、攻略性も低い。
買い物の楽しみも殆ど有りませんし(所持金の上限が低いのか、モノが高すぎるのか…）。
ステータスＵＰにせよ創造剣にせよ、如何にもオマケといった程度。
正直、複数回プレイを前提ならこの辺はどうにかして欲しかった。
……この作品、結局の所は再販みたいですしね。販売元が変わっただけ？
と、まぁ良い所を悪い所が打ち消してしまっているので、点数は及第点。
個人的には…もう少し色々な部分を練りこめばひょっとしたら大化けしてた作品かも知れないので、其処の所は少々残念ですね。