アリスソフトだから実現できたこの価格とこのクオリティではないでしょうか？アリスソフトの過去の作品である「妻しぼり」とほぼ同様のシステムを継承しゲーム性もエロさも高いレベルでありますが、いいところも悪いところも継承してしまったのは非常に残念です。他社の低価格ソフトに比べると抜きん出ている作品ではありますが冷静に考えると値段相応な作品であると思います。
もちろんこの作品がフルプライスで発売されていても不満は続出でしょうがなんら疑問はないかと。それだけ低価格ソフトのレベルも非常に高レベルの戦いの時代に突入していくのかもしれませんね。
ユーザーにとっては非常にうれしいことですが会社からは悲鳴が聞こえてきそうです。
過去のシステムはあくまで過去として捉え、埋もれさせてしまうのではなく新たに毛並みを買えて低価格で発売した戦略は純粋に評価したいところです。やはりアリスソフトだから実現できたことなんでしょうね。
単位取得制や妊娠値、アイテム購入など各ヒロイン攻略の１周目だけみればとても面白いのは言うまでも無いですがやはりこのシステムに慣れてしまうとやはり、ターンがかなり余ってしまいスキップ多用になってしまうこと。そしてエロシーンの枠がかなり多いなと期待していても使いまわしによるごまかしが多いことも「妻しぼり」で残念に思ったことがそのままになっていました。この辺は低価格だから仕方ないとあきらめざるを得ないところなのでしょうがもう少し工夫がほしかったですね。
シーンに関して言えば
シーン１・２＋汎用
か、シーン１・２・３＋汎用
とすべて個別に分けてあるので実際のシーンはアリスソフトにしてはかなり少ないのではないでしょうか？この辺が使いまわしの多さが目立ってしまった要因なんでしょう。
他には寝取り寝取られ色が非常に薄かった。
きっかけが媚薬による作用から始まったからかもしれませんが寝取りには欠かせない生々しさがほとんど皆無であったのがちょっと残念かと。
そもそもなんで主人公はこんなにショタにする必要があったのか、ちょっと謎ですね。立ち絵はまだよいもののＣＧとなると非常にお子様な姿に見られたのはがっかりでした。
もともとは買うつもりは全くなかったのです、というのはこの絵なんですよね。もう少しいい絵師を採用できなかったのかなぁ？と疑問にも思いましたが、内容がよかっただけになんとか許容できる範囲ではありました。あ、でも主人公の絵は認めてませんよ？
まぁ、上記のような要求を満たしていればそれこそ低価格の範疇を大きく逸脱してしまいますね。総合的に見ると価格相応なのかもしれませんがやはり他社の低価格ソフトに比べると一線を画している作品であることは間違いないかと。
低価格でもここまでのレベルが発売できるというインパクトは非常に参考になりました。
これから、この価格帯の作品は最低限このレベルは維持して欲しいっていう願いも混ざってるんですけどね。
この作品がエロゲー低価格ソフト競争に対して一石を投じる作品になることを願って感想を終わらせていただきます。