水たまりを探して
クリア順は 亜泉→日未子→エルナ→リア の順です。
・全体
このゲームの最大の欠点はインブルーリアの世界観や世界間(日本とインブルーリア)の関係を掘り下げなかったことではないでしょうか。
世界間の関係を仄めかすセリフは多々あったように思うのですが、結局は何事もなく終わってしまいました。結構期待していたのですが・・・。
インブルーリアでの世界樹の事件やらマナのことも、もっと言及してほしかったです。
そこらへんをしっかりとしていれば、世界観にもっと深みが増したとおもいます。
亜泉√
一番の見所は、亜泉のボーチェディベントを使った告白のシーンですよね。
それに負けず劣らず、ティアラと亜泉の別れのシーンもよかったです。涙腺が緩みました
日未子√
んー・・・なにかあったっけ?スヴェスティーレかな?
・・・強いて言えばドリルとの件でしょうか。
日未子が泣きすぎてうざかったです。
エリナ√
演出などあざとい面もありましたが、それがいい!!
最後の、エルナを後から抱きしめてインブルーリアに留まったことを告げる主人公もかっこよくてよかったです。リアの次に好きな√です。
ただ、挿入歌の「青い花」はここで出さずにリア√のみにしても良かったとおもいます。乱用は良くないね
リア√
このゲームの醍醐味ですね。素晴らしい!
「白鳥はかなしからずや空の青」空の青にも染まることなく孤独に飛び続ける孤高の白鳥の気持ちを歌った詩歌ですが、リアがこの歌を大使に向かって言ったときはどんな気持ちだったのでしょう。抗いたくても抗えない運命を背負った少女が笑顔で簡単に口に出せる歌だとは思えません。
この後の、メルクリアになる運命を受け入れていたはずのリアからもれだす、ずっとワタルといたい気持ちや、なぜ自分なのかという思いをきいたときは涙が止まりませんでした。
リアとの最後の別れのシーンもとても感動させてもらいました。
登場するキャラが、皆とてもいい人達ばかりで、インブルーリアに行きたくなってしまいました。
終わったあとの充足感と、虚無感が入り混じったものは、このゲームならではでしょう。
もう少しで水たまりに飛び込んでしまいそうでした。
また仲間たちと潮風を受け、アカデミーへ向かいたいです。
この作品を生み出してくれたHeartsの皆さんに感謝を。