百合度高め。ひとりのクオリアと同じ世界だが、こちらはとくに出逢いから百合展開へ発展するまでが面白かった。
左右の世界の設定が面白い。ナツメの左右の考え方を両耳で味わうことができる。
それだけではなく、左右の思考のどちらかの選択肢を選ぶことでその後の話が変わるのも面白い。
が、その後の展開は変わらずで少々物足りない。もう少し長い話であれば、選択肢をより多く挿入することで、より一層面白い作品になるのではないか。
ギンザとナツメの百合百合しさは、どこかカタハネを思い出す。
百合を描くライターは限られているが、その中でもやはりこのライターの作品は心に残る。