これより泣いた作品は無い
一言で表すと、
「初見ではよく分からない箇所もあるが、読み進めていけば最後泣けるタイプの作品。」
「泣ける」というのは「目頭が熱くなる」とかそういうレベルではなく、「湖が出来るぐらい泣いた」レベル。
後にも先にもリトバスより泣いたことはない。
本作はループものであり、ループの終着点であるRefrainのルートが全てなので、それまでの個別のヒロインのルートは正直インパクトに欠ける。面白くないことはないのだが、どれも平均的なノベルゲームのシナリオといった感じ。
後付けされたHシーンが微妙なことも相まって、本来は100点を付けたいところなのだが、評価点としては少し下げざるを得ない。
というのがRefrainまでのルートの感想なのだが、エクスタシーから追加されたルートが面白かった。
特に沙耶ルートが好き。
「恋愛」をテーマにする作品が多い中（エロゲーなら当たり前ではあるのだが）、本作のテーマは「友情」となっているため、正直女性キャラクターより男性キャラクターが魅力的。
Hシーンは不要と感じたので、全年齢版（PERFECT EDITION）の購入をお勧め。
野球が好きかどうかで本作の評価が少し変わる。
特に、日々の野球練習ミニゲームを自分は楽しんでやっていたが、野球が特段好きでもない人には苦痛だろう。
曲の質があまりにも高すぎる。どれも良い曲。
最後ゲーではあるが、その最後が最高だったのと思い出補正が多少入っての評価点になっている。