ZEROよりはよくなったが・・・やはりBALDR SKY本編と比べると
まず良くなった点としてはテキスト面
下品な暴言ばかりの不要で無意味な話は大幅に減り、不快感はずいぶん解消された
ただし、とにかく勢力図や専門用語がわかりにくい
州政府・エルピス・PANDRA・チャーチ22・WALRUS・ムーシュあたりの協力してるんだか敵対してるんだかが非常にわかりにくい
全部を文章で説明するのではなく、ちょいちょい図示したほうが間違いなくわかりやすかっただろう(SKY本編の空ルートでの平行世界の説明のように)
シナリオ面は全部に片がついて、謎が解けスッキリしたが反面、そのために犠牲になった部分は少なくない。
まずなんといってもたいていの部分で「ガラテク」といえばどんな無茶な技術が出てきてもOKという感が強い
偽装できないはずの電子体を偽装できてもOK、戦闘中に本人に何の下準備もなく電子体幽霊になってもOK、死人が生き返ってもOK。
とにかく困ったらガラテクで解決という印象だった
戦闘面はずいぶんマシになった印象だが、それでも遠距離武器特化のバランスがひどい
近接でプレイすると間違いなく他の敵からボコボコに殴られるため、1対1に近い状況かシールドありの状況で敵の数が減ったときのみ近接ができる(VHの場合)
VEでは敵の攻撃力が極端に低いので近接ONLYでもいけそうだが
アーマーブレイクは後半になるほど足を引っ張るシステムになっていった
ボスはもとより敵の雑魚すら一撃でアーマーブレイクしてくるやつが何種類かいるため、まったく近接戦ができなくなる
結局ジャンプして空中を逃げ回りながら遠距離武器を撃つのがベストというなんとも爽快感のないゲームだった
個人的に今作最大のマイナスポイントは(SKY本編にはあった)、2で1のシナリオをプレイできる機能がなくなったこと
武装を強化するシステムでかつ強化状態を引き継げるのだから、(割と簡単に武装がカンストするとはいえ)1は1で2は2でプレイして装備を共有できない点はガッカリ
SKYでできてなけりゃ気にしなかっただろうが・・・過去できてたことができなくなってる部分が多く(シナリオチャート、シナリオジャンプ、選択肢/戦闘までジャンプなど)非常に不満
単体で72点、システム面が過去より悪くなっていることから-10点で62点が妥当なところか
まあ所詮はSKYの二次創作だよね