雑記
シナリオ 15/50
キャラクター 8/20
グラフィック 6/10
音楽 5/10
システム 3/5
個人的補正 1/5
合計38
この作品考察の余地がかなり多い。
真っ先に述べたいのは専門用語が多数出てくるわけだけど、物語開始からプレイヤーではなく主人公である小次郎が知っている前提で語られてくるから序盤から単語帳を何度も読む羽目になった。おかげで後半の展開のネタばれにもなってしまった。
ストーリーのテーマは家族がやたら前面に出てくるがどっちかっていうと偽者と本物の境界ってところかな。というよりも原画担当のCARNELIAN氏もそう語っていたし。そういえば最初期の頃から小次郎とか乃愛とかのどかとかの設定、若干ストーリーも変わったみたいだな…。まぁもう公式サイトは存在しないけどね。
シナリオに関しては正直主要キャラである小次郎、乃愛、美海が色んな意味で常識がずれているので読んでいて疲れる感じ…。まぁそういったずれも楽しみなんだろうけど。偽りを演じているのどかが非常にまともに見えてしまうのがなんとも…。
巨大企業の裏の陰謀が序盤から色々出されていくんだけど、まぁそこまでは色々と考察するのは中々味があった。でも中盤、とりわけリョーダが登場して以降、なんか微妙に話の流れがテンポ悪くなってきたように思えた。主に不自然なエロと恋愛描写のせい。後小次郎が竜頭蛇尾。小次郎と言う存在がアリョーシャの記憶を引き継いだガイノイド故に訪れる死におびえたり、そのアリョーシャの記憶によって精神的に追い詰められたりとまぁ一定の理解はあるんだけど、それ故に皮肉なことに彼が守るべき家族を壊してしまってるように見えてしまった。特にヒロイン勢に色々隠し事や色々否定してしまったがために。そもそも東吾の劣化コピー的な思考を持ってる性で結果的に小次郎として谷田部家に来ることが事件そのものの発端にも思えてしまった。まぁ東吾も色々変な家訓作ってたりと小次郎の基となった存在からして変人だったという部分が垣間見しているわけだが…。それでも小次郎と言う存在が理解を示さなかったのは小次郎自身が悪いのだが。
後半は少々駆け足気味。まぁ色々その事件のための伏線はあったけど正直判明されていない事実も多い.
最終場面も曖昧的な描写が多いし…。
・藤田小次郎(アリョーシャ)
何かこいつが場合によっては元凶に思える。
アリョーシャであるに違いない(というか美海とシャムにはアリョーシャであること認めてるし)のにそれが原因でヒロイン勢と険悪な雰囲気になったしアベーユ(というかケルキオン?)に隙をさらすことにもなったし。恋愛関連については色々不自然、特に乃愛辺りはよく判らん。
前述したが彼が精神的に色々自己アイデンティティの崩壊まで追い詰められてるため、のどかに対しては特に浅慮な行動が多い。尤も序盤から浅はかな部分があるので自己保身に終始走ってる感じにもみれなくない。特にパラソル関連は後手後手だし。まぁ序盤はミーシャの存在があったからアリョーシャと認めることも出来なかったとは思うが、ミーシャは中盤以降は空気だし。
度々唱える家族に関しても結局東吾の受け売りでアリョーシャであることから目を反らす要素に見えてしまったな。実は脳が移植されたわけでも無く、身体こそ違うがアリョーシャその人である。
・谷田部乃愛
うーん…、「ハダリス」であるジーンの後継者でパラソルの支配者ねぇ…。ジーンにはテレパス能力あったけど乃愛にあったっけ?結局「方舟」の連中が求めていても繋がれないんじゃ?ギュスターブも「母」が居なくても組織は成り立つとか言ってたし…。黒幕であるノーラが乃愛を狙った理由は判ったけど、結局「方舟」の真意がわからんかったな。「方舟」の一部の勢力はマキシムくらいしか出てこんかったし。
・谷田部美海
メインヒロイン且つ物語の核心を担うキャラの癖に空気。前面に出てこないし喋らない。存在感あったのエロシーンと終盤くらい。彼女は最初は流星病感染者だったがアリョーシャの力によって全快したらしい。けど本編では一切そんな情報は出てこない。テレパス能力も最終場面でしか活かされてないし…。他にも描写されてないことが多い可愛そうな子。両親が色々な意味で訳在りの血筋でその間に生まれた娘だと言うのに…。
・藤田のどか
なんか色々とキャラ的には魅力的。かなり繊細に気持ちの描写があったし。一番理解できるヒロインかもしれない。終盤でも何か色々頑張ったし。でもアリョーシャによる最大の被害者。
・シャム
優秀かどうかは微妙。まぁ生い立ちや存在理由を考えれば妥当か。
終盤で唐突過ぎることが起きるけど…。何か後日談で女体化したけど正直似合わない。
・田丸優芽&立原翠
優芽は過去に技術者としての側面があるのにただの淫乱でしかなかった。アリョーシャとの過去とか優芽自身、過去に事件にあったのに語られず淫乱要員。正直彼女の登場シーン飛ばしたい気持ちだった。
翠は優芽と違ってしっかと研究者としてのキャラが立ってた。アベーユと繋がってたから黒幕かと思ってたが彼女の技術が利用されていただけだった。何か淫乱の技術に嫉妬してる節あったけど詳しく語られず、残念。ある意味小次郎と違ってはっきり物言い出来る人。もっと前面に出て欲しかった。
・武田レイチェル&山国兵部
レイチェルは普通の人。彼女が居なかったら谷田部家はただの奇人の集まりだっただろう。
兵部は女たらし、盛り上げ要員。でも彼が提案したイベントはパラソルを引き合わせるきっかけとなっている。
設定上では共に両親がRS社で働いているらしい。何かそこら関連でリョーダ含めて描写して欲しかったかも。残念ながら終盤は一切登場しない(レイチェルはEDに一枚絵で登場したけど)。
・竹内桃太郎
竜オタで満月の日にも積極的に外に出るほどの男。その辺で何かエピソード作れそうなのに中盤以降、その設定がなりを潜めた。のどか関連で漢らしい行動とったりでおいしいのにその行動取った以降はほぼ空気、最終的の上二人同様登場しなかった。
・竹内虎次郎&谷田部幽谷
小次郎の過去を知ってたり色々重要な男。つーか竹内家の人間ていいやつばかりやな。要所要所で色々と主人公たちをサポートしてる。孫の桃太郎よりも活躍してる。
幽谷は序盤に一回しか出番が無いってどうなのよ?乃愛の事情を知っているだろうし、義理の息子の東吾のこともよく知ってるはずなのに話に出てこない。
・ジュリアン
ME社創設の一族と言うおいしいポジションに居るのにシナリオ的に都合よく利用されてしまった男。選挙関連も何か小次郎が家族として初めて乃愛をサポートしてジュリアンを負かしていくのかと思いきやそこらへんの描写は適当。流星病も脈絡無く感染し、急に獣化するはずないのに獣化してなんか色々あるんじゃないか思ったけどその後の描写がなかったりと作品的な被害者。
・ギュスターブ&リョーダ
オロイネスⅡプロジェクトに関わってるみたい。ストーリーの核心に関わると思ったがいつの間にか退場。色々臭わせること喋っておいてそれかよ。ジュリアンの付き人でもあったのに、ジュリアンが流星病患っても言及無し。クロニクルで何か小次郎と同様の問題を抱えていることが判明したが結局詳しく語られず。死亡してしまうマキシム除けば唯一のセカンド・パラソルなのにあんまりだ。というかクロニクル内でギュスターブもなんか死んだ。
リョーダは割りと小次郎と過去から密接に接しているのに、しかもファースト・パラソル。こっちもいつの間にか退場。今回は前面に出てくるのがS社とME社だからRS社の彼女は立場があったかもしれないが、パンドラ関連の最終局面では負傷したのどかに変わって出てくるべきだった。
・マキシム
出オチパラソル。ギュスターブと並ぶセカンド・パラソルなのになんも語られない。
・ミーシャ
アリョーシャと過去、ジーン関連で確執があったと思われるが結局その辺は描かれなかった。序盤から結構そこそこに出てきたが結局終盤でケルキオンに操られて出オチっぽくなってる。
・サーシャ
出オチパラソル。そもそも彼女が所属するパンドラの全貌が見えない。何か沢山居るみたいだし、結局終盤で倒した彼女もその内の一人らしい。
・アベーユ
出オチパラソル。色々何か予言めいたり多重人格っぽい(たぶんケルキオンが取り憑いてたかも)節を見せたり予兆がなかったが。あっさり死亡。そもそもいつからパンドラに移ったのかが良く判らん。
グラフィックのある登場人物内では唯一のサード・パラソルらしいがその設定が前面に出ることは無く、他のパラソルと対して変わらない。
・ノーラ
姿を見せない黒幕、「ハダリス」でもあるらしい。
精神面は生まれた頃からお子様のようでジーンとノアを殺そうとしたのも嫉妬から。
結局自分が操っていたアリョーシャと精神面での繋がりを断ち切られて退場。でも結局あんまり被害無く生き残っている。
因みにアリョーシャの流星病の影響を無くす力は彼女にも影響した模様。だからノーラにとってアリョーシャは特別なのだろう。
こいつの宮殿におけるフレシュテという存在が良く判らん。ノーラは美海を指しているが…、美海は以前からずっとテレパス介してノーラの邪魔をしてたってこと?無意識?美海が植物園の池で寝ていることに関係が?昔美海は離れていてもアリョーシャの存在を感じるって言ってたし…。
・ギュンター
既に故人の黒幕。竜の鱗を得てパラソルやハダリス、オロイネスを作り上げた。
その後殺害されたものの竜の鱗を隠した。その後、廃棄された宇宙ステーションにその存在があるかのように美海と東吾にテレパスでメッセージを送ったようだが…真相は不明。
・谷田部早樹&谷田部東吾
早樹の正体は「ハダリス」でヴィヴィアンというらしい。東吾がかつて壺から奪った存在であり、そのまま結ばれた模様。
東吾は竜の鱗を有していたため神のような存在でもあったらしい。どうやらオロイネスを介して小次郎が宮殿で出会うシルクハットの男の正体でもあるらしい。彼の精神は廃棄された宇宙ステーションで存在しているらしい。でも結局一番良くわからない人物。飛行機事故で夫婦共々死んだが真相はそうではないらしい。
●以下プレイ中の雑記の一部
◇乃愛の記憶喪失のことについて、美海関連で暴走するが何故?
⇒後述にもあるが、ストレスが作用してるらしい。
◇東吾の傘とは?
◇満月の日の前後の危険性について、流星病関連?
⇒ウェア・ノア線が多く排出される可能性がある。
⇒ウェア・ノア線は人間の心に反応して起こる病。月光に反応するライカンスロープのようなものらしい。
◇ツクバ市に2年ぶり(本編5月中)にレベル5の重篤患者が出たらしい。原因は調査中。ウェア・ノア線に関係が?
⇒桃太郎によればウェア・ノア線は人間を怪物(人狼)に変えてしまうらしい。
⇒ME社が引き起こしたと言われているが…。
⇒8月16日にて、ギュスターブよりME社が起こした「こと」として表向きはそう処理され
た。実際は「生命の樹」をツクバに持ち込むためのカモフラージュらしい。
⇒6月の時にもレベル5が出たらしい。パラソルのなりそこないみたいなものらしい。
◇小次郎(アリョーシャ)とミーシャ(マゲイア)の関係。
⇒元パラソルとして同じ組織下に居た?
⇒ジーン関連で確執があるらしい?
◇政府は人狼(ライカンスロープ)と竜の存在を隠蔽しておきたいらしい。
◇田丸優芽と小次郎の関係。昔会っていて年もそんなに離れていないとのこと。
⇒アリョーシャとして過ごしていた際、同じ虎次郎の元で世話になった頃に面識がある。
◇田丸優芽の過去の事件について。スピルロコスとやらを盛られたみたいだが…
◇ME社とS社のある部門で行われる共同プロジェクトとは?
⇒オロイネスⅡプロジェクト、ギュスターブはこのためにツクバ市に来た。
⇒オロイネスの中継器のようなものを作り出すらしい。オロイネスはウェア・ノア線に対抗できるアンチ波を作り出せるらしい。プロジェクトの真意はオロイネスの力を世界に浸透させるらしい。
⇒S社の企画は谷田部早樹が関わっていたが、死去したため遅れているらしい。ME社ではアベーユにより最初の実験段階まで来たらしい(8月の段階)。実験は来月か再来月とのこと。パンドラの組織はこの計画を潰そうとしているらしい。
⇒アベーユはME社を裏切り、パンドラ与したようだがいつから?
⇒東吾によれば、オロイネスは美海の流星病を治すためだったらしい。
※後に美海の流星病は全快したらしい。東吾の推測ではアリョーシャが救ったとのこと。
◇ギュスターブ、マキシムの乃愛に対する目的は?アベーユの目的は乃愛ではない?
⇒ギュスターブは「母(乃愛)」の確認というが。マキシムは後述の「母(乃愛)」をさらう目的だった。さらにマキシムはギュスターブの部下ではあったが、ギュスターブは「母(乃愛)」をさらうことは目的ではなかった。
⇒アベーユは乃愛、美海をミーシャ襲撃の際に行ったみたいだが?
⇒S社開発のRO・Aにパラソル細胞が仕組まれており、それをコントロールできることを知っていた。アベーユが翠のところを訪れていたのと関係が?
⇒クロニクルにてギュスターブも乃愛を攫う予定だった。
◇レイチェルによるとアベーユは何人も居て学園に来たアベーユは偽者だと言う説が。
◇5月26日の夜、旅館の遠くで起きた銃声は何?
⇒方舟の仕業らしい。その一部の連中の初期の目的とは?
⇒「母(乃愛)」をさらうためだった。
⇒7月にて、パンドラである可能性が示された。
◇アリョーシャの力とは?マキシムの動きを鈍らせたようだが…。
⇒ギュスターブ曰く、アリョーシャはファーストパラソルの中で」は失敗作ではあるものの、方舟を壊滅するほどの力を有していたらしい。
⇒美海から流星病を守った力と同じ。ジーンをジーンであり続けさせたと推測される。つまりは流星病の影響を無くすってこと?
◇のどかが雨が嫌いな理由は?
◇シャムの正体は?
⇒創られたと本人発言があるが?オロイネスと繋がってる節があるようだが?
⇒オロイネスそのもの発言あり。人工AIをかたどった物?
⇒シャムはSKSの一環、オロイネス、SBの端末として量産された器らしい。
⇒オロイネスと人間との意思疎通のための人型インターフェース、および人類と意思疎通可能菜人工知能とのこと。
◇シャムが見た宮殿の奥底とは?
⇒アリョーシャの潜在意識なのかもしれない?
◇6月20日、アベーユが予言した小次郎が死に、仲間が襲われるとは?黄金の手とは?
⇒8月にミーシャ襲撃が始まる以降のことだと思う。黄金の手は不明。
◇アベーユは多重人格者?
⇒ケルキオンが入ってたかも。
◇6月末あたり、乃愛が小次郎と美海の関係を相談したという女の人とは?
◇リョーダの言う預言者とは?
⇒黄金の手という発言あり。
⇒ジーンがアリョーシャによって殺されたのではないとも言っているらしい。
◇7月4日に起きたツクバ市の大規模停電の原因は?
⇒後の展開のミーシャ襲撃のことからもパンドラの仕業であるかもしれない。
◇宮殿に居ると思われるフレシュテとは?そもそも宮殿とは?
⇒宮殿は精神世界で、テレパス同士は繋がることが出来る。フレシュテはノーラの宮殿に対する存在のようなものらしい。その精神世界である宮殿は宇宙ステーションとシンクしているらしい。
◇7月5日、乃愛は深夜に何故外に?
⇒ストレス値が高くなると、自主トレに出かけてるらしいとS社は判断。しかし、精神的に負担が掛かってることでもあるという。
⇒乃愛の暴走とも関係があるようだが…
⇒美海に危険が及ぶと反応するらしい。
◇レイチェルは小次郎の素性を知っている?何かに対して小次郎の仕事と表したが…。
◇7月9日の優芽の発言より、リョーダは腕に怪我をしたというが…。
⇒パンドラの可能性あり。本人はケルキオンとも対峙している。
◇ジュリアンの流星病の経路は?何故一気に獣になる症状まで陥った?
◇翠は優芽と確執がある?翠は優芽の能力に嫉妬している節あり。
◇アベーユのお茶会とは?アベーユが乃愛に与えた化粧水については?
◇8月15日、タワーで会った双子の少女は何者?
⇒HSHのノーラとその影武者と虎次郎は判断している。
◇ケルキオンは何人も居るらしい。ファーストパラソルはクローンは不可とのこと。ケルキオンは他のパラソルとは全く違うらしい。
⇒ミーシャを操っている(?)ケルキオンはお嬢様の願いからのどかを殺そうとしていたが?
⇒ケルキオンは細胞を介して相手に取り付くことが出来るらしい。また、ファースト・パラソルではない可能性も。
◇8月16日、ギュスターブが小次郎(アリョーシャ)に確かめたかったこととは?
◇8月18日、桃太郎の発言より、昨日地震があったみたいだが…。
◇アリョーシャの支配者とは?
⇒ノーラはアリョーシャがジーンと別れさえられた後、ギュンターによってノーラの護衛役にさせたらしい。
⇒ノーラはギュンターからアリョーシャを自由に操れる術を知らされていた。
⇒ジーンもアリョーシャを操ることが出来た。ノーラはアリョーシャは自分のものなのにアリョーシャの中にジーンの存在があることを気に食わなかったらしい。
⇒ノーラは谷田部早樹にも嫉妬していた。「ハダリス」という存在そのものが気に食わないらしい。
⇒ノーラも「ハダリス」で自身以外の「ハダリス」は消えて欲しいみたいだ。
⇒最終的に人類を支配する野望がある。そのためギュンターの持つ竜の鱗をとやらを求めていた。
⇒ギュンターは元々竜の鱗とやらをヘルメスから盗んできたらしい。
※竜の鱗には人類をこの世に誕生させたという言い伝えがある。
⇒竜の鱗を手に入れたギュンターにより、「ハダリス」・「パラソル」・オロイネスが生み出された。