相変わらずの西又絵、最後が一辺倒等明らかにダメな要素を打ち消す笑いの嵐。一見黒髪ロング正統派ヒロインの亜子様の爆発力(ネタ的な意味で)は一見の価値あり。
【シナリオ】
おそらく今までプレイしてきたゲームの中でもトップ3に入るレベルで笑った。
笑いの塊である亜子様が√にはいると可愛くなったのは凄い、それも個性を失わずに。
ほかのキャラも全体的に嫌いなキャラがいなかった。
また、菜子√のネタの嵐は笑い応えがある。一人の男のサブキャラがここまで強いゲームは
ほとんどないだろう。
夢子については賛否両論だろう、私もどちらかと言えば否定派ではある。
だが、夢子の存在だけでこのゲームをギブアップすることはやめて欲しい。
その先には笑いが待っているのだから。
ちなみに一番好きな台詞は菜子の「みらくるばーか」
【キャラ】
亜子様の圧倒的存在感。かといって、亜子様のためだけのゲームと言うわけでもない。
各キャラの個性がうまい具合で混ざり合っており、どのキャラの魅力も強い。
とにかく夢子。夢子をこういうものだと受けいれることが大事だった。
私は比較的普通に受け入れられたので、掛け合いも非常に楽しかった。
そして男性陣が魅力的なのも、このゲームの強み。
親友キャラの百式はもちろん、虎鮫という爆弾が惜しげもなく√内で投下される様は
爆笑する以外どうすればいいのであろうか。
【ボイス】
五行なずなさんの迫真の演技がなければ亜子様の魅力も半減してていただろう。さすがです。
Navelでおなじみの声優が多数登場していることもあり、この辺りは安定と言っていい。
【絵全般】
まぁ、ここは……ねぇ。
この絵だからこそここまではまったのかもしれないが。
何でも見ても最早西又絵だなぁ……という感想しか出てこない。
大体の方はそれで察するだろう。
【BGM、システム】
BGMに関しては割と安定していたのではないだろうか。
SEの豊富さもバカゲーならでは。
システムも不満無し。むしろ、システムキャラボイスを変更するとそれにあわせてメッセージウィンドウが
変更される仕様はなかなか楽しかった。特に亜子様仕様の突撃は初見で笑わせてもらった。
【総評】
マイナス点はあるが、そこだけを見てこのゲームを手に取らない人には「みらくるばーか」と言っておきたい。
何も考えずにただ笑いたい方に是非ともプレイしていただきたい。