傑作。プレイして本当に良かったけど後悔も少々。
ニトロ最高傑作の呼び声高い作品なので自分の中での期待値も相当高くなっており、期待しすぎて肩透かしパターンが少々怖かったのですが、終わってみれば期待をはるかに超える素晴らしい作品でした。
【シナリオ】
主人公=正義というセオリーをぶった切る善悪相殺をテーマに非常に骨太な物語でした。
どんな理由であろうと殺人は悪という姿勢を最後まで貫いており、どのルートのエンディングも
ハッピーエンドとは到底言い難いものですが、そこが良かったと感じています。
【演出】
戦闘描写は流石ニトロプラスで熱いシーンが多いです。
装甲シーンもキャラクターごとに特徴があって厨二心がくすぐられるかと。
それからここぞというところで挿入される音楽も盛り上がりに大きく貢献していました。
【キャラクター】
なにより葛藤しながらもぶれることなく真っ直ぐな主人公の景明さんがすばらしい。
脇役も個性的で、印象に残るキャラが多かったです。
【音】
こちらも主人公を演じた石川ゆうすけ氏の名演が特に光っていたように思います。
総じてクオリティが高く、発売当時にプレイしていれば100点をつけたのではないかというくらいのめり込んでプレイしました。間違いなくこの手の作品としては最高傑作だと思います。
惜しむらくはこの作品をプレイしてしまったことで、同系統の作品をやるハードルがかなり高くなってしまったことですかね。エロゲを引退する直前までとっておくべきだったかも。