良くも悪くも完結しましたね。お疲れ様です。
長い長い作品がようやく終焉を迎えた、、、と思っていた祭囃し編。今回の「礼」にて、こういう補足がされるとは思っていませんでした。友情を大事にしろと言っておいて家族を大事にしない、というのはおかしいといえばおかしかったので良いフォローでしたね。
ちなみに上記はプレイした後で思ったことであり、プレイ前に祭囃し編の終わり方に違和感は感じておりませんでした。よって、こういう痒いところに手の届くフォローは+評価以外の何者でもありませんでした。
しかし、思ったこと。竜騎士07氏は最後こういうシナリオにしたかったのか?目明し編途中から明らか路線が。。。ということ。同人レベルからメジャーレベルまで飛躍的に活動の場を広げた当作品。メジャーでないから出来る終わり方と、メジャーになったからせざるを得ない(メジャー受けする 終わり方があるわけだが、竜騎士07氏は後者を選んだのではないだろうか?
メジャーな終わり方をすればライトユーザーや、この手の友情だの家族だのの作品に飽き飽きしてない方、心が毒されてない方(笑 は感銘を受けるかもしれない。しかし、この手の友情ものに飽き飽きしている方、説教臭い物言いに苛立ちを覚える方、序盤のダークで推理をプレイヤーに呼びかける新しいスタイルに感銘を受けた方等々はがっかりしたとおもう。そして後者こそ当作品を支えたプレイヤーではないだろうか?とも。。。そこが残念で仕方なく私は後者なわけで。。。orz
しかしながらヲタ向けのパロパート以外は楽しませていただきました。伝えることは単調ですが、文章を「魅せる」ということにおいて突出していたからでしょう。実際「礼」でも後々考えると説教臭く友情だの家族愛だの煩わしいと思ったのですが、プレイ中は魅せられました。ここらへん評価すべきなのではないでしょうか?
ヲタ臭い表現は否めないですが、文章を魅せるということに関してかなり高いレベルだと思うので、次回作に期待です。
最後に:色々とネガティブなことも書きましたが、かなり長期に渡って期待させられ、そして期待以上に楽しませていただきました。07th Expansionの皆様本当ご苦労様でした。