非常にぬるい中二作品
好きな人、嫌いな人が二極化する中二作品において、さらにぬるいという需要が有るんだか無いんだかわからない作品だった。
だがまぁ特にシナリオに破綻は無く、ヒロインたちも可愛らしく、サブキャラクターたちもキャラが立っているという感じなので、疲れてる時に中二系の作品好きだけど、細かい設定やエグい展開、鬱な結末はちょっとな~というときに調度良い作品だったのは事実。
中二系の作品だけに一番アクが強いのは主人公だったりするわけだが…過去の出来事が原因で人を救えるヒーローに憧れて、自身がそれに少しでも近づくために日々の努力を忘れない。
愚かな事と承知しているけれどもこれを無くしてしまっては自分は自分たりえない。
…ね?どうみても中二系の主人公の発想でしょこれ?
このタイプの主人公に好感を持てるか否かで作品の点数が大きく変動します。
個人的に気になったのは魔王様・幼馴染ルートだと主人公の顔がしっかり書かれているのに対して、姫様・エルフルートは目無しだった事と、主人公の敵対者であるソル君の性格がルートによって結構変わったことだろうか…。
結論的には「まぁたまにはこんなものもありかな?」といった作品でした。
フルプライスだと割高な感じがあるんで中古くらいが調度よいのでは?