オーガストの本気。 傑作選
是非、最後までプレイしてほしい作品の1つ。
ノリはイマイチかもしれませんが、暁の護衛とか はまった人は相性いいでしょう。
主人公の名前似てるしw 生きるために悪に手を染めた主人公が今はいい人になりセカイを救います的な。
序盤の進行は、大まかな世界設定しか明言されていないので
ある種の閉鎖された世界のシリアスな物語なのかなと感じるかもしれません。
空に浮いている都市とか羽が生えている人間とか、一見現実味のない設定の中、
娼婦や白い粉といった現実味のあるストーリーを入れる事に違和感を感じる方も多いでしょう。
しかし、ここで違和感を感じても抵抗がない方は、きっと最後まで引き込まれていくでしょう。
ストーリー自体は1本道ですが、実質、各ヒロインの個別ルート?(Hなしの方)が共通ルート化
しておりますので、章の中心人物でないヒロインはあまり出てこなくなります。
お目当てのヒロインのHシーンが見たくても、初見はあえて回避し、グランドルートクリア後に
個別エンドに入る方がよいかもしれませんね。(下記にも記載しましたがリシアは別)
終局につれてよくあることですが、
主人公の行動にイラッとくる場面が多々出てきます。
プレイしてて飛ばしがちになるかもしれませんが、我慢してください。
とても重要な場面ですので、逆にどんどんストレスを貯めた方がよいかもしれませんw
最後はしっかりとやってくれるので、安心してください。
シナリオ分岐についてですが、小さな脇道に逸れる程度です。
ヒロイングッドエンドルートは、おまけ程度であり、
グランドルートや次章解放条件等のフラグはありませんので
そのまま進んでも、脇道に逸れても問題ありません。
3章のコレットルートは選択肢次第でサブヒロインのラヴィリアルートに分岐できます。
但し、4章のみ先にリシアグッドエンドルートに分岐することをオススメいたします。
最終章のティアルートは実質、グランドルートとなり、初めに書いた大まかな世界設定の核心部分に入りますので
世界設定的な意味では、4章をグッドエンド、5章をトゥルーエンドと捉えてプレイする方がよいかもしれません。
重要選択肢(便宜上、〇章と表記してあります)
1章 フィオネ
この場でフィオネに見せるべきだ
フィオネとやってる仕事だ。このまま二人で行けばいい
きっぱり違うと言っておこう
(上記2つ以上選択で下記分岐選択肢出現、2つ未満でメインルート直行)
フィオネの手を、家族の血で濡らすわけにはいかない ⇒フィオネ グッドエンド確定
フィオネが決着を着けるべきだ ⇒メインルート
2章 エリス
それもまた道なのか
それでも殺さない
(上記2つ以上選択で下記分岐選択肢出現、2つ未満でメインルート直行)
エリスとともに歩いていきたい ⇒エリス グッドエンド確定
それでも、エリスはエリスの道を歩むべきだ ⇒メインルート
3章 コレット(イレーヌ)・ラヴィリア
コレットの願いを聞き入れる ⇒コレット グッドエンド確定
やはりそんなことはできない ⇒メインルート
俺も完全に信じたわけじゃない ⇒メインルート
俺は二人を信じている ⇒ラヴィリア グッドエンド確定
4章 リシア
髪を拭いてやる
リシアに申し訳なく思った
(上記1つ以上選択で下記分岐選択肢出現、1つ未満で最終章 ティアルートへ)
弱さを含めて受け入れてやる ⇒リシア グッドエンド確定
リシアの願いを受け入れることはできない ⇒ティアルート(トゥルーエンド)確定
人の信念や矜持といった芯の強さ、生きることへの意味や死への理不尽さなど
非常に考えされられる作品だと思います。
私個人の感想では、コレットの「私が都市を浮かせているのなら、どれだけ良かったことか」という
セリフが一番心に沁みました。
聖女の祈りに関して、突然核心部分に突入するので初見は、それほど感じるものはありませんでしたが、
処刑が確定した時の心境を見てしまうと、非常に奥深いセリフだったと感じました。
信念や矜持といったものを捉えるとき、我が強いと思われますが、
自我の強さを他人の為に。
全体を通して、非常にやさしさの溢れる作品だったと思います。