好きな竜騎士でした
CG強いしミアがかわいい。主人公も不快じゃないし素直に応援できる。
たまに主人公マンセーに偏りすぎてるなと思うこともあったものの、許容できないほどではない。
尺の都合か、ダイジェスト的だったのは否定できないけれど、
ミアのことを我々プレイヤーが好きになるまでの話として見れば成功といっていいんじゃないかと思う。
ただ、あのラストはどう解釈すればいいんだろう。
エンディングあたりまでは完全に現実世界にはフィードバックされない魂的な繋がりの獲得(非物理的永遠性らしい)と未来への祝福だったけれど、エピローグの展開で分からなくなっている。
”ずっとずっと”と表現している割には登場人物たちに見た目上の変化がないから(立ち絵に縛られるビジュアルノベル的宿命のせいかもしれないが)
夢の中というか、現実世界ではないのは多分そうなんだろうけれど。蛇足感がある。
何か意味があってしかるべきな気がするけれど、それが何かは分からない。
時間はたったけれどミア視点では幸せな夢を見られるようにまでなりましたよってだけなのかな?
しかしこう、なんというか、余りにも無情な気がする。
失わないと気づけない大切な想いというのは大変に理解できるのだけれど、
失わずにゆっくりと育めばいいものだってあるはず。
むろん現実世界で生きるのが全てではないけれど、現実世界で生きたいなら別だよね。
ミアは罰と表現していたけれど、一人では抱えきれない不安から逃げたことが罪なら、罰としては重過ぎるような。
あれはあれで不幸ではないだろうっていうのは理解できるけれど、もやっとする。
きっとあの主人公なら最終的にはなんとかなるというある種の安心感はあるのが救いかな。
触れ合いにあれだけの喜びを感じてくれていて、婚姻届けをログノートと称して書かせようとするミアちゃんだから、
早いところ現実でも目を覚ましてほしいなと思いました。
まぁ時の渦と一緒に消えたはずの魂を呼び戻した(?)時点でその時は近いのかもしれないけれど。
・・・イチャラブアフター的なの見たいなぁ。