抜きゲージャンルならまあまあのシナリオ。ミステリアスな雰囲気の物が好きならオススメ。絵が受け付けない人も居そうだが。
同メーカーの「ドミニオン」はヒロインが変わっても変わり映えのしないエロシーンでギブアップした記憶がある。
ライターは同じ人が書いてるっぽいが、人数は7人?から3,4人と減っている。キャラクターで多少差があるかもしれない。
ということでクリア順にキャラごとに感想を。
・城乃園 杏理
分かりやすい抜きゲーらしいキャラ。みためまんま。
実は主人公のカーチャンで、だから学園へ云々とか想像してしまったが、カーチャンにルートがあるとか誰得だ。そんな事にはならなくて良かった。
「魔女」も関わらないし、別にルート作る程のキャラじゃない。
・滝沢 茉奈
活発な先輩キャラ。比較的好みな部類のキャラなのだが後半のシナリオは些か超展開に感じてしまった。
2年前に行方不明になった友人は警察?として登場するわ、その時の立ち絵にメンインブラックが出てくるわ。
一応は話の辻褄を付ける説明もあるのだが…現実感を持たせた舞台設定にこの展開は冷めてしまう。
時間跳躍の「魔女」については面白いが、3クリックで検証してみた結果の説明しかないのが残念。
全体的な文章ボリュームも少ないのでこの辺で上手く話が膨らませていたらもっと違った終わり方になっていたと思う。
・南 いすか
内気な後輩。箸休め程度に次に選んだが一番気に入った。他のキャラのセクロスして全部ハッピーエンド展開は無い。
食人とか結構グロい所も出てくるがイベント絵とか無いのは残念。臨場感に欠けるというか。
ハッピーエンドの最後に生活してるというのが小屋。背景に藁があったりと…寒くなるとか薪はもっと要るとか雪国っぽい説明があるのに…
神父が一番のキチガイキャラかもしれない。
・天賀瀬 智美
おっぱい先輩。
先輩後輩とか多人数プレイが多いのに立ち絵が無いのでエロシーンに誰が誰だか分からないという。他のキャラと分けるためにも、ハーレム系に力を入れて欲しかった。部活?のキャラそれなりに良かったのに残念。
柳は「魔女」を研究してるって言うが、マッドサイエンティストな感じは無く犯すだけとかワンパターンすぎる。
・弓館 ドリス
ロリポジ後輩。
ロリキャラなんだが巨乳なのは残念。この辺のキャラの描き分けはあまり評価出来ない。
「魔女」の鏡の国はよくある設定かもしれない。だが、もっと消えていく残酷さを表に出して話が展開してれば、この作品自体の評価も変わったんじゃないかと思う。
バッドエンドは教師陣に関わらないのもあって一番適当に犯されて終わり。
・黒羽 鏡花
真面目な潔癖症キャラ。
潔癖症だと自分で言う癖にオナニーしてるわセクロスに積極的だわでキャラクターが崩壊してるように感じる。
初っ端から転校してまもない主人公でオナニーしてる辺りもビッチ感というか、エロゲ展開というか。
「魔女」が攻撃的な能力なのに使うシーンは殆どなく、使ったら倒せちゃった!ハッピーエンドだね!しかない。
効果を確認するシーンなんかもっとあっても良いし、それによって葛藤する所とかあれば良かったのに。
・室山 和子
誰得カーチャン。
元生徒で元魔女。いったい幾つだよと思ってしまう…自分でオバサン言うし認めちゃったよ!
元「魔女」な割には物語の核心に迫るわけでもないし、城乃園と同じくルートまである必要は無いんじゃないかと。
・しらせ
やっと物語の本命ではあるが、ここまで多少長く感じるのはキャラが多いせいか。
本命もあって他のヒロインも多少出てくるが、もっと「魔女」について詳しく話合うシーンあっていいんじゃないかなと思う。「私も魔女になった」って言われたら詳しい事を知りたいのが普通じゃないかな…
あと、毎回会うたびにエロシーン挟むせいで、セクロスするためだけに毎日会いに来てる印象が強い。
物語の核心なわけだが、たいして文章のボリュームも他のキャラと変わらないのでインパクトに欠ける。
総評
キャラクターは7人より少なくても良いと感じたが、「七人」にこだわりたかったのか。確かにタイトルのインパクトはあるような。
どのキャラクターも物語やキャラをふくらませるサブイベントが無いし、エロシーン以外のイベント絵がまずないので寂しいし、テキストにはグロ描写もあるわけだが、死体とか骨とかのイラストもあれば作品の感じ方が違ったと思う。
ヒロイン全員が魔女である必要も無いと思う。ヒロインごとのシナリオの変化も無いのもあって余計に。
抜きゲーとしては陵辱エロは必須だと思うが、取ってつけたような感覚が強くあんまり期待は出来ない。
ここまで酷評が多くなったが抜きゲーとしては良作。
手軽にプレイしたいが、少しぐらいストーリーが欲しいという人にはオススメかもしれない。