前作の続き。今作でも終わらないんだろうなってのは想像してた通りだった。
前作に新しいキャラクターを加えて学園の真実へと迫る今作。
伏線の回収や遺品の設定などは、前作と同じようにとても上手く出来ていると思う。
前作での伏線に今作で迫るわけだが、その辺のテンポも良く読みやすい。続編への布石もお決まりのようにしっかりしてる。
ただ、前作と同じく精神描写(主に葛藤など)やその繰り返し、生死に関係する類いの表現は少ないので読みやすい分、タンパクな作品かもしれない。文章量も大分少ないので読むのが早い人なら1日で終わると思う。
(この辺はどういった好みによっても印象が変わると思うが)
ルート分岐は相変わらずの仕様で、折角の個性的キャラクターが揃ってるのは勿体無い気もする。
特に学園長のルートの入り方はかなり強引に感じる。ルート分岐後のアナザーとかも欲しい。
この辺のボリューム不足が否めなく、設定など良くできた作品であるが値段と釣り合うかは疑問が残り手放しで評価するのは少々ためらう。分割商法する程の内容量では無いと思う85点。
エロシーンの量も賛否両論かもしれないが、もう少しエロゲとして頑張ってくれ。
シーン回想にアナザー作るぐらいなら本編に取り入れても良いんじゃないかな…