シュミレーションRPGなので多少時間が掛かる
シュミレーションRPGということでプレイ。このメーカーは初プレイになる。
学園+異能バトルモノであるが、キャラクターなど話自体は王道な感じ。
タイトルの通りによくある時間をループする話だが、主人公視点じゃなくヒロインの能力でループする当たりは面白かった。
中盤移行から、過去作のユミナ勢が関わってきたりとクロスオーバーしている部分もあるが、ユミナ自体は未プレイでもそこまで気にならなかった。
シナリオや設定で目についた部分は、魔物の強さや真夜の強さが毎回「いつもより強い、大きい」といった単調な表現しかなく緊張感が薄く感じられる。同じように、「世界を滅ぼす」っといったフレーズは多く使われているが、具体的な描写が無くスケールが小さく感じる一方で、話の中で「世界と協調して」みたいな部分があり違和感が残る。
中盤から論説部のユミナ勢が加わる事で、話が加速し具体的な事もわかってくるのだが、2つの世界が1つになる的な部分の説明も薄い。後日談も間に合わせ程度な量なのでクリア後の達成感みたいなのも少ない。
女性キャラクターは多いが、ヒロイン扱いは3人。
基本的に導入部分に少しだけ分岐があるが、殆ど1本道でルート分岐とかはほぼ無い。ifとして扱われるためにヒロイン以外のシナリオも特にない。この辺は少しボリューム不足。
エロシーンは、15。ヒロイン3人が多く他の女性キャラは各1ぐらい。無い女性キャラもある。少なくは無いが、折角のエロゲなのだからハーレムルートも少しぐらいあって欲しい気もする。
シュミレーション部分。
別メーカーだが、「永遠のアセリア」を思い出す似たシステム。(似てるが同じではない)
スキルの種類やバランスの部分はとても良く出来ていると思う。難易度も丁度良い。
ただ、3Dマップがマウスの反応に悪く移動するのも操作が悪い気がする。また、敵の行動がパターン化してほぼ動かないのと、スキルの使用パターンが一定なのは残念。
スキルを覚えるのにアイテムを使用するが、殆どすぐに覚えてしまって大量に余るので装備制作(やスキル初期化アイテム)なんかに使用出来たりすればゲームとして幅が広がって楽しかった気がする。
2周目で難易度変更があるが、敵のlvアップのみでシーンやCG回収はほぼ1周目で終わってしまうので殆どやることは無い。
数あるエロゲをプレイしたつもりだが、間違ってダブルクリックなどでウィンドウサイズからフルスクリーンに変更すると、設定画面からでは戻せないという謎仕様。流石にこの仕様は初めて体験したので、四苦八苦させられた。
検索したら、「ALT+Enter」で解除出来た。起動時のトップ画面からでは設定画面を開けなかったりと色々不親切な仕様が多い。
総評
SRPGとしての完成度は高く、バランスも良い。が、操作性の面で印象を下げていると思う。
キャラクターもしっかり出来ているが、そのキャラクターを動かす世界観が上手く描写しきれてない感じが残りインパクトが無い。
シナリオ部分と、SRPG部分をはっきりと分けてしまってるのは微妙に思う。
どっちも五分五分な感じで噛み合ってない。内容上、SRPG部分がプレイ時間を食うので話が先に進まない。