共通にやや難ありだが、個別√でそれを全て払拭できている。またそれだけ個別√は念入りに作られており、各年代で違った思いに浸れるだろう。
11年前の「Clover Heat's」play済みの者です。残念ながら、自分の批評空間ページにはAlcotの作品レビューをこれ除いて2作のみ記入していますが、実のところ言えば「幼なじみは大統領」「中の人などいない!」もplay済みです。言ってしまえば、Alcotの方向転換時に入った新参です…
結論から言えば、この作品は最高傑作です。それは11年前の作品をやっているから…
「Clover Day's」は「Clover Heat's(以下クロハと略)」と対比することで面白さが深まると思っています。それは、各√に散りばめられたクロハの内容から言えるでしょう。
常にクロハをリスペクトし、そして流行りの萌えをも凌駕している。
私が気になったポイントを紹介したい。
その1:この作品はクロハのヒロインと対照的になっている。泉はちまり。つばめは円華。杏璃は莉織で杏鈴は玲亜。(←実のところ、これはヘキルorヒカルとも類似している点が見受けられる。つまり言えばどちらと比較するかでまた評価が変わってくる)のように各ヒロインごとにきちんと設定されてあるのだ。
その2:キャラが皆淫乱だということである。これは個人的には嬉しかった。そして日常会話でも常に下ネタがでてくるというwwwしかし、Hシーンが少ない…銃騎sh程でもないk…いや何でもない…
その3(マイナスポイント):各√でシナリオレーターの差がやはり拭えなかったこと。個人的にはつばめ>>>杏鈴>>>杏璃>>>ヘキルorヒカル>>>超えられない壁>>>泉かな?泉√はどうしても納得いかないというか、最後の適当さ加減がそのまま出てしまったと思わざるを得ない。空下元氏はやっぱり神だと思う(新参信者並感)
「杏鈴にモフモフされたい」そんなただ萌えだけ表している流行りの萌えゲーとは確実に別次元な作品だと、それだけでは語るに語れない。ただそれだけ全てにおいて素晴らしい作品であることに間違いはない。