個人的恋愛エロゲの最高峰。絶妙なギャグテキストとテンポの良さに支えられながら、シリアス一切なしで悶えられる神作品。”ありがち”なテンプレート作品は意外とあるようで少なく、まさに教科書とも呼ぶべきだろう。
個人的に櫛無ちゃんと一ノ瀬結衣の二大巨頭がドハマりしたので100点にさせていただきました。
後輩・ロリ・貧乳、デカリボン・ツインテール・お兄ちゃん呼び・ハイテンション・方言っ娘という属性過多なキャラである櫛無が作中で非常に良い立ち回りをしています。彼女が会話の歯車としてギャグの部分の大半を担っており、そのギャグがまた絶妙でフフッと笑わせてくれます。彼女の元気の良さ、明るさがテキストのペースを彩り、引っ張ってくれているので気持ち良く楽しませてもらいました。
また、幼馴染枠の一ノ瀬結衣も非常に良いキャラしてる。個人的にサイドテールの腐れ縁幼馴染が好きというのもありますが、幼馴染特有の気楽だけど深く立ち入るのは少し怖いみたいな微妙な距離感から恋人になっていく過程、そして恋人になった後までの話が美しく、非常にドキドキさせられました。
あとはやきもち妬いてくるダウナー妹とか個人的に性癖に来るキャラのオンパレードで刺さったというのもありますが、今作の最も評価できるポイントは、やはり「そこら中に溢れているようで意外と無いテンプレートのオンパレードの作品」である点でしょうか。
恋愛シミュレーションゲームと言えば?と聞かれた時に、こうこうこういうイベントがあって、仲良くなって、告白して、エッチして、と・・・思いつく””ありがちな展開””は幾つも思い浮かびますが、その全てを高い次元で悶えさせてくれる作品は稀有です。まさに本作がそれであり、初心に帰って楽しめる作品であったということを記しておきます。とりあえずホームページを見てキャラを見て気になったら買ってみてください。
極限まで無駄な所を削っておりシリアスが無いにもかかわらず、心から悶えさせて楽しませてくれる作品はlove sweetsだけでしょう。このライターの他の作品も読んでみようかな。