目新しさはありませんが、ストーリーとエロ、バランスよく織り込まれていて普通におすすめ。グロ系は肩透かし。
閉鎖感を生むうえでの屋敷の一室メインなので、個別でキャラを
絡ませずシーン演出で舞台を広げないのも、まぁアリかと。
リディアはエンディングで途中下車されたな、と感じるくらい
ストーリーの中に二人の空気が演出されていたし
余韻残しすぎかもしれないけど、良かったなー。
ヒルダも序盤の掴ませない感じは可能性を膨らませたけれど、
個人的には、主人公が心を取り戻すその何故かを流動的なままにせず
形に表すシーンもあってほしかった。
エレノアは言葉いらずで完結、ノーラはドジッ娘。
ただあくまで最後には依頼主に献上(の予定)、途中でお披露目会も数回あるので
純愛ベースでそういうのはちょっと…な場合は控えたほうが良いかと。
でもM&M氏のかぐやゲー買ってからそれを言うのは┐(; ̄ー ̄)┌
当人達が後ろ向きにならず心と身体を一括りに捉えることをしないだけに
今回はこだわるほど逆に蚊帳の外だと思うけどね。
むしろエリオットがネタキャラで終わったのが…イエ、ナンデモナイデス。
絵は優秀(微妙な立ち絵も)、BGM、システム、デザイン高水準
全体的に見れば、純愛の質もMWAなど過去作品から継承されていて
雰囲気を大事に仕上げられているし、CG使い回しも少なめなので
登場人物のネーミング以外は概ね満足。
忍耐いらずでさらっと終わるけれど、一時の感情は残るかと。