トゥルーの伏線回収が少し雑に感じたがよかった
FANZAのセールで購入、プレイ時間は思ったより短く半日かからず読了できました。ショッキングなCGと作品のインモラル具合でプレイ前の自分には抜きゲーの印象が強かったのですが実際にプレイしてみるとそこら辺も勿論売りではあるが本質ではないんだなぁと思いました。叶√、もとい合歓TRUEになってくるとそもそもの主人公の残虐な性的嗜好の話もどこかへ行って(実験でそういう性質を付加されたのか)合歓との純愛をいかにして貫くかになっているので突っ込みませんが最後まで繋げて欲しかったとも思います。
またタイトルのeuphoriaの通り本作はユートピアモノなのですが叶√においてこのユートピアを打ち破る根拠が弱いとも感じました。ユートピアや仮想現実を取り扱うと得てして現実との対比、そこからじゃあお前はどっちを取るんだと話が進みがちで私が直近でプレイしたPurple Softwareのリアライブもそれを取り扱いつつどっちも取るオチを選択していました。euphoriaは「楽園」と現実のどちらをとるかに際してよくわからないけど現実を取るという逆向きの思考停止で選択をしていたところが気になりました。
TRUEの終わり方の雑さは納得できませんでしたがそれでも荒唐無稽な世界観に説得力を持たせヒロインを攻略していくごとに謎が増え少しずつ解決し、合歓と叶√でそれが明らかになる流れは素晴らしいと感じました。プレイ前から認知していたCGもクオリティが高く普段プレイする作品ではみないプレイが多かったので新鮮でした。