咀嚼しきれなかった
初プレイは数年前。最近ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読みなおしたので再プレイ。難しい本は往々にして「今わからなくても未来の自分がなんとかしてくれる」ととりあえず読んで先送りにしがちで、すば日々も例に漏れず(話の筋は理解できたし感動したが)肝心の部分は殆ど手つかずだった。結局読んだ分だけわからないところはわかったが文章にして説明できるほどではないので多分分かっていない。再来年くらいにまたプレイしたい。わからなくてもすごい作品なので点数は高い。勢いで100点つけそうだったが理解しきれていないのでつけなかった。
二度目でも高島ざくろは結局救済できないんだなぁということがわかってそれはそれで悲しい、間宮智守が彼であることを取り戻すためにはざくろがスパイララルマタイしなければいけないわけだがそうなると救いがない、終末の微笑の歌詞を絶対に聴き取りたくなくなる。ただ最初から読んでみるとあの銀河鉄道の夜を彷彿とさせるシーンはざくろをしっかり救済していたことにもなる気がする、充分にそうであったかは別として。