メインヒロインは妹ちゃん。個人的に彼女のシーンは◎だった。
【全クリア後の感想】
プロローグ終了後の3つの選択肢からルート分岐。
どのルートも、 姉 に対しては兄への復讐の道具として扱う以上のことはありませんが
元々特別な感情を持っていた 妹 に対しては、上記の3択により主人公のとる態度が大きく変わります。
(他教師介入ルートこそ選択肢1つにより更に分岐あるが基本的にはルートに入ってからは1本道。)
<プロローグ後に落ち込んでいる妹に対する選択肢>
■選択肢①:「正直溜飲が下がった」→姉妹陥落編
妹 に対する憎悪のあるルート。
妹に対して復讐するところからスタートし、最終的には主人公兄への復讐を目指します。
■選択肢②:「もう何の興味も無い」→寝取り寝取られ編
妹 に対しては復讐する気も特別な感情も捨ててしまったルート。
妹を姉を追い詰める駒として扱い、姉→主人公兄への復讐を目指します。
■選択肢③:「少し罪悪感を覚える」→島岡(他教師)介入編
妹 に対する特別な感情を持ち続けるルート。妹は復讐に巻き込まないようにしたいと考えつつ、
自分へのリスクを下げるため他教師を手駒にして主人公兄への復讐を目指そうとしますが・・・。
どのルートでも姉妹ともに調教する(される)展開です。妹との純愛ルートとかは存在しません。
また主人公の想いとは逆に、妹の最終的な主人公に対する好感度は①>②>③に感じました。これはひどい。
【シーン数】
妹(花澄):20、 姉(優花):20、 姉妹(3P):2、 姉妹(輪姦):1
3つのルートで、シーンやCGの使いまわしが無かったのは好印象。
他のルートでは別のシーンが見れると考えると周回も楽しくできました。
・姉の方はどのルートでも主人公兄の名を出して脅すとあっさり諦めて言いなりになってしまうのでややつまらなかったです。
・妹の方はルート毎に行動や態度が変わります。それぞれの展開に応じた初々しい初体験シーンがいい感じ。
性格も途中で変わり、H時の表情も結構多彩で見ていて飽きなかった。個人的にはとても良かったです。
・中出しが少ない。(主人公にとって中出しは「最後にヒロインの心を折る行為」であり、中盤~終盤まで温存するため)
【所感】
・CGの原画&塗りがとても良かった。抜きゲーとしては◎。
・システム周りも特に不満な点は無かった。
・最序盤で完全に3つの別ルートに分岐したのは良かった。(周回する際に共通を何度も見るのは苦痛だから)
・姉妹とも反抗心が低く、主人公の言いなりになりすぎるシナリオではあったが個人的には悪くなかった。
ただ①と②のルートはともかく、③のルートはもう少し救いのある展開が欲しかった。
※他教師に対する弱みを握っているのに、他教師が暴走し始めてもなぜか主人公は止めることをしない。
(うまくすれば妹との純愛ルートにも派生できただろうにな・・・と読んでいて思いました。)
・タイトルに「~どうかその娘だけは助けて下さい~」とあるならば、もっと妹想いの姉であった欲しかった。
全体通して 恋人>妹 で扱われるため、妹が不憫で仕方がなかった。
【総評】
・妹ちゃんを気に入り、彼女とのシーンを楽しみたい人にはオススメできる。
・シナリオは良くも悪くも、といったところ。
全く違う3つのシナリオを用意してくれたのは楽しめたが、本筋の主人公兄への復讐がいかんせんどれも弱すぎる。
※姉妹を堕とすことで主人公兄に復讐しようとしますが、一番よくて自尊心を軽く挫くくらいにしかなりません。
もっと手痛い復讐をすることをシナリオに求めている方には合わない。
(結果的に一番ひどい被害にあったのは、主人公兄ではなく、ヒロイン姉妹の方だと思います)