未告知でルート削除。未完成。バグ満載。正直に言うとちょっとわくわくしちゃいました。こういうことあるから、エロゲって面白いって。(そして5年の月日が流れた→)2013年1月25日、トノイケダイスケ氏による瑠璃ルート開発凍結の告知をもってこの箱庭世界とあの花畑に佇む少女は誰も手が届かない存在になった。僕はこの結末を愛す。
夏伊豆の時は、怒り狂ったものですが。
人間成長するものなのですね。
いや違うかな?
冗談はさておいてまじめに。
完成品を前にメーカーは震え上がったことでしょうね。
こんな中毒性の高い作品を世に送り出してしまっては皆あまりの心地よさに箱庭世界から戻ってこれなくなると。
あまりのほっぺたぷにぷにつんつんぶりに私なんか共通ルートだけでも10週はしましたよ。あのまま個別やってたら私が教会で結婚式挙げていたことでしょう。
ゆえに会社は☆トノを更迭、二人をイグナクロス零号駅に飛ばした後、あえて2ルートを削除し、個別ルートを他ライターに依頼、その上でバグを盛り込んだことは想像に難くありません。
そうまでしなければこのゲームの持つ魔性の力を封印することはできなかったのです。まさに☆トノコンビ恐るべしです。
今私たちが、こうして数多のエロゲをプレイすることが出来るのも、メーカー上層部の英断があればこそでしょう。
気持ちの良い箱庭世界に浸っていてはいけない。
理不尽な裏切りや悲しい嘘が溢れているこの壊れた世界で、君たちは生きていかなければならない。
会社の未来と引き換えに、彼らは私たちの生物としての尊厳を守ってくれたのです。
その気高い行為は、今後のエロゲ界の指針となるべきものだと私は信じ疑いません。
ここから先はただのプレイ雑記だぜ。
尿がない奴は、さあ閉じた閉じた。
やったことは許せない。けどネタとしてはあり。ゲームは面白かった。というよりツボった。
私自身はそういう立ち位置です。よしなに。
以下。雑記。プレイ:修正パッチ1.21→1.22を使用
発売前、デモムービーやら体験版やらで、一月戦線の中では一番期待していたんですけどね…。
体験版のシステムやらボイス抜けやらできな臭さを漂わせていたけれど、まさか、ねえ。
トノが全部細部までシナリオを完成させていたら、えらいものができてただろうことは想像に難くないし。
共通および絵里香ルートでその片鱗を見せているだけに本当に残念です。
OHPで氏が完成させる旨を表明しているのでそれを信じたい。というか信じるしかない。
今後、この会社がどうなるかわかりませんけれど。どうなるんだろう。
別会社立ち上げるのかな?
まあとりあえず完成させてくれと。
今作で☆トノファンになった身としては、ただただそう願います。
○序盤 共通ルート(最初から二者面談まで:選択肢は絵里香優先) 書いた人:トノ
これは、なるほど。ライターに信者がつくものわかります。
とにかく、こちらの妄想を刺激しまくる文章に悶えまくり。女の子たちの会話面白すぎ。
正直、この共通が楽しすぎて個別に入りたくなかったくらい、ツボりました。
*OP映像もないので、プレイ前には自主的にデモムービーを必ず最低一回は観てからプレイするのが、ここでのたしなみ。
○絵里香 トノ+ヘルプ2名?
・GW帰宅 ライター判断つかず。が多分ヘルプ。
普通に読める。ただ、三点リーダーの使い方、涼の「気むずかしい鈴村委員長」独白あたりから、別ライターっぽい。
この部分は結構細かくプロットをトノが仕上げており、完成は他ライターにまかせたのかもしれないと想像。
・祭りの誘い~祭り~海の予定話 ヘルプ
ただしこちらもGWと同じく詳細なトノプロットがあったように思う。
瑠璃の蛍シーンはトノっぽい。☆の一枚絵の部分は文章付きでヘルプにまわしたのかも。
ただ、そろそろヘルプの個性が出始めており、涼の性格がやや前向き仕様になる。
また三人称シーンが唐突に挿入されたり(これはプロットそのまま貼り付けたのかも)とちぐはぐな印象を多々受ける。
おかげで、瑠璃の蛍シーンが割を食った。CGはすっごくいいのに。
*CGの出来は文句ない出来栄え。懐かしい感じで心がぽかぽかする絵が多いのが印象的でした。
・海のシーン ヘルプB(今までのヘルプをAとする)
ちょっとこれはひどい出来。涼の性格がいきなりはじけた前向き仕様になり、
台詞に不自然な程「っ」が多用されたりと、あきらかに文章が劣化している。
こういうキャラにはこういう台詞」みたいなテンプレ的短文台詞ばかりでああここは違う人かと誰でもわかるレベル。
共通でトノ文に馴染んだ後だと、かなりキツイ。
それとこのあたりからジュンの存在が薄くなっていくのがまたなんとも…。
・夜の海でのキスシーン~お風呂での背中流し ヘルプA
正直ここもトノっぽく感じた。
「……」を多用していることからヘルプAっぽいけれど(トノだと「…」*ただし100%ではない)、
ヘルプAはプロットの台詞等を繋いだり調整しているだけなのかもしれないとこれも想像。
・膝枕~教会、トノ
すげえ。ダーリンってこう使うんだ。すげえすげえよトノ。
文体とかそんなことはどうでもいい。目で肌で感じよ。ってくらい、ヒロインとのやり取り、触れ合いがすごい。
このイチャイチャ文章は殺人的。台詞回し等も真似しようとして真似できるものでもないように思う。
・帰宅~墓参り~初H トノ
風呂からHシーン。とにかく長い。Hシーン読み終えるだけで何時間かかったことか。
いや、あまりの甘さに身悶えまくって休み休み進めていたからかもしれないけれど、それを抜かしても長い。
正直エロシーンは使えない。これは抜くとそういうシーンじゃない。
なぜってありえないくらいやりとりが独特面白甘甘すぎるから。
*エロくないわけではない。むしろエロい。
*そうそう、立ち絵の服装髪型違いの豊富さは他に類を見ないくらい可愛いものが多い。
・二学期~学園祭 トノ
若干ヘルプA臭がするけれど。大部分はトノじゃないかな。
制服関連での春日桜子の使い方にやや違和感あり。桜子ルートで解明される?
(鑑賞にカメラの絵があることから、桜子の趣味はカメラなのかもしれない…)
ジュンのメイド服は華麗にスルー。
*結局桜子ルートでも解明されず。萌えを意識しただけなのか? ただの別ライター仕様?
・学園祭後のお出かけ ヘルプ
トシの「純一」発言に苦笑。苦笑できる幸せ。あざみんルートでは苦笑所の話ではなくなっていた。
地の文をトノに似せようとするも逆に痛々しい独白部分には、萎えた。
ここで、なんだか私の中でヘルプA=B説が浮上する。それかヘルプB=ヘルプB(LV2)。
・冬休みの予定話 ヘルプA
問題なく読める。
・絵里香帰寮~屋上 トノ
良いシーンだけれど、誰が描いたのかが気になって気になって。
このシーンとは関係ないけれど、後々の「教会での指輪シーン」に影響がある事柄で「涼の生みの両親」の話がある。
涼「あとで説明するけど一一」
この台詞から、絵里香はこの後涼の本当の両親についての話を聞いたのだろうが、
絵里香ルートのテーマが「家族」であることを鑑みるにきちんと描くべきシーンであるように思う。
描かない手法を選択したのかもしれないけれど、この場合「未完成品を販売」した経緯から、単に手が回らなかっただけ?とかつい邪推してしまう。
未完成の罪ですよよよのよ。
・期末対策勉強会 トノ
ジュンの「鈴村さん」発言(2回)からヘルプAっぽいけれど(重箱の隅をつつくなって感じだけれど…)
ただそれ以外はトノっぽい。ジュン台詞のトノ節炸裂してるし。
*トノについてわかったようなこと言ってますが、あくまでトノ知識は共通にしか寄って立つものがありませんよっ。お忘れなくっ。
問題なく読めるってことで、いいんジャマイカ。
ジュンの「血のつながり」発言から、この段階で仲間全員「涼の生みの両親の話」は知っている様子。
・教会にて トノ
見とけ。読んどけ。じーんとしとけ。
・2回目のH ヘルプC
一ダーリンではなく涼ちゃんと呼ばれた。どちらも僕のことだ。
なんという説明文。
(この段階ですべてトノ文じゃないと許せなくなっている。私もしかして信者?)
ただ、エロシーンとしてはちゃんと抜けるように描かれている。描きなれているかんじ。
しかし初Hを読んだあとだと、「普通」なエロシーンにがっくりしてしまうのも確か。
他のゲームなら、なんら問題ないエロシーンなのに。
*ヘルプCとしたのは、ここはエロ専用ライターに依頼したのではないかと思ったため。
・教会で結婚式(END) ヘルプA
ここでもまたヘルプA=B説が浮上するがどうでもいい。
どうでもいいくらいの出来。
ハッピエンドなんだけど、文章がおいおいおいと。
最後のシメはトノであってほしかった。
・ED。スタッフロール
歌はいい感じ。
でも演出は…。
いや悪くないんですけど、やるんだったら、荒いドットどうにかしようぜっ。
出来なきゃ、罰としてカキ氷おごりなっ。
…
…
。
○初トノプレイ・絵里香ルートまとめ
実際プレイしてみてわかりました。皆さんの憤りが。これは怒り狂ってもしょうがない。
デモムービーや体験版から「名作キタコレ」的な判断を下した方もおおいでしょう。つか私。
メーカーの対応等はここでは触れませんが、「garden」という作品ただそれだけを抜き出して語らせてもらえるなら、
絵里香ルートをやっただけですけど、この箱庭世界「garden」は☆トノがすべてを作ってこそ「garden」足りえるように思えます。
斬新なお話を読みたいのではなく、トノが読みたい。そういうことなんだと。
絵里香ルートのぶつ切り感たるや、力が抜けます。せめてこの絵里香ルートだけでもすべてトノが書いてくれたらと思わずにいられません。
シーン間の演出とかを入れる時間もなかったのが見え見えで、春日姉妹ルートと見比べると、ゲームとしては完成度低いです。
*千夏について。
自殺なのか事故なのか。
涼のせいで死んだ?
不明。
妹秋穂の存在。
家庭内不和。
一つ推察されることは、仲が良かったであろう妹?の秋穂も、死亡ないし遠い場所にいるか、後年千夏と不和になったであろうということ。
両親はともかく、秋穂を可愛がっていた千夏のことを秋穂が嫌いであるとは考えづらい。なのに千夏のお墓が荒れているということは…。
*涼の能力について
勘がいい(先見系)
運がいい。
イケメン
頭いい。運動できる。でも本気出さない(千夏事情により)
母性本能をくすぐりまくり。
尿(涼。似てる)
○共通二週目
絵里香との出会いシーンに若干変化あり。これは一体…。
今後ヒロイン攻略ごとにこのようなことがあったとしたら、ちょっといやな想像をしてしまう。
実はすべて涼を癒すために作られた箱庭世界(虚構)だったのですとか。真ルートのよ・か・ん(ハートマーク)
*全ヒロイン攻略後も他に確認できず。というか好感度による変化との区別が付かず。
○愛ルート。
いつの間にか絵里香ルートに。追加待ち。
寝言で言ってた男の名は弟?
教師という位置ゆえか個別に入るとめっきり姿を消すのが残念な所。
マナって名前なのに「アイちゃん」呼ばれてるけど、これは、狙ってるのかミスなのか?
もう何を信じればいいのやら。狙ってるとしておく。
その可愛さはフォトンランサーファランクスシフト。
めーめーよ?
めーめーされてえええ。
○瑠璃ルート
いつの間にか絵里香ルートに。追加待ち。
デモ等から核ヒロインと思われる。
日常シーンでの登場が多くそのどれもがスターライトブレイカー並の破壊力をもつ。
えへー。つんつん。
俺悶絶死。
○彩ちゃんルート
確認できず。どうやらはじめから無いらしい。
YOUっついでに追加しちゃいなよっ。
涼とのナニがあるかもということでコンドームを常備していた素敵なお方。
ただ中の人のせいで、いつ鉈を持ち出すのかびっくびっくだおっおっお(ちょっそれ、残暑…)
○春日桜子ルート 担当:林ふみと氏
選択肢は多くあるものの、最後の選択肢だけで、どちらに転ぶか決まる仕様。
というか、ちょっとフラグ管理面でミスが目立つ。これは残念な点。シナリオ自体は完成しているので、
これは、演出・構成担当者のミスではないかな。
それはともかくとして、人物間の呼称が若干異なる点を気にしなければ、問題なく楽しめる出来。
というより良作レベル。
このルートの涼の悲劇の主人公っぷりはまあすごいものがありますね。
というか、甘甘のフラグ管理のせいで、ただでさえ煮え切らない涼が、二股かけているように見えるんですぜ。
つーか、俺もあの胸にだっこされてーよ。なでなでされてーんだよおおお。
ふう。
あと初体験雪中アオカン尿漏れは本当にどうかと思います。
○撫子
桜子と対をなすシナリオ。
いじめっこ女王は二人きりのときは普通の女の子を地で行くキャラ。
姉が好きで好きでしょうがなかった。
だからちゃんと向き合ってほしかった。
かなわなくても、同じステージで競い合ったり、戦ったりしたかった。
しかし、姉はそれすらも許してくれない。黙って何もかも譲られるばかり。
そりゃ、許せなくもなるわ。
まあ涼の登場でぐだぐだになりますが(笑)
ENDは姉妹丼END。
さいこーすぎるんですけど。むはー。
○春日姉妹まとめ
姉妹の再生と新しい恋。
まきいづみ。
まきいづみ。
*千夏
死亡後、涼は引きこもっていた。
んでもって、すべてから逃げるために秀英に。
彩ちゃんには、ふっきるためと説明。
○小夜 担当:不明
ジュンの影がうっすーい。
影踏みのCGは琴線にふれるなあ。アイの歌を流しながらだと泣ける。
千夏を忘れるのでなく、千夏が残してくれたものをみつけること。
走って振り切るのでなく、歩いてたどり着くこと。
春日姉妹ルートとはちょっと違う再生の道かな。
Hシーンへの流れ及びその内容は、「もう、尿なのこれ」ってくらいおいおいと。
ええー。今までのうじうじクンは一体どこにってくらいのはじけっぷり。
安易に声を取り戻さなかったのはいいけれど、そうすると小夜退学じゃね?
と思わなくもなかったり。
しかしながら小夜の退学については、基準があいまい。
一般の生徒と同じようになれればいいといっておきながら、歌えないならちょっととか。
はっきりしてよっ先生っ。
*千夏。
屋上の小夜をみつけて、涼は「過去の経験上から」歌わないことを「復讐」ではと考えたけれど、これは。
千夏は何か涼に復讐するために死を選んだ?? つまり自殺か…?
○あざみん 担当:不明
ルート突入時から、なんとなーく感じる違和感。それは徐々に加速していく。
互いの呼び名からはじまり、立ち位置、性格、家庭環境、その上涼がこの学園に転入してきた理由さえも「ずれ」ている。
一番、参ったなと思ったのは涼が家族を敬遠しているような節が見られるところ。
このシスコンに限ってそれだけはないよなあと。いくらなんでもこれはちょっと。
そしてここでもジュンの存在が薄くなっていく呪いが効いているし。何なんだよ一体。
パラレルワールドや番外編みたいなノリで読むとよいかもしれない。
明るい涼だったら?
面倒くさがりで一歩引いてるやや上から目線モード。
イケメンで能力を自己封印している中ニ君で普段は他の能力は並程度。
みたいなノリで。
しかーし。油断してると痛い目見るぜっ。
主筋ではトノプロットが残っているのか、本編の涼が顔を出すこともあるんだぜっ。
シナリオはなんというか。
そんなことよりキャラの改変が気になってしょうがなかったですわん。
夢、希望がキーワードっぽい。
*Hシーン
あざみんに限ったことじゃないけれどHシーンのCGが結構多目。
あれ、尿は? あれ? ん? えええーーー。
*千夏
何かの事故に遭い治療の過程で身体の状態を知り、絶望。
自殺。
ここで自殺と明示。
ただ、このルートの「自殺」を信じてよいのかどうなのか。
*準特待生についての説明なし。あざみんだけ体操服の色が赤?
特待生用かな。でも小夜は緑だし。どっちでも良いのかな。
*どのルートでも一様に疑問に思うのは、絵里香が準備体操を軽んじている場面。
ジョギング前には、入念にストレッチする元陸上部の彼女が、これを軽んじるはずはないと思うのだけれど…
海場面にトノはノータッチのようなので、彼が書いていたらここらへんどうなっていたのか気になるところ。
ああそうそう体育の、絵里香と瑠璃の立ち絵のかわいさは異常。ジャージ自重しろ。
○まとめ
もう後は追加待ち。
3000円とか4000円なら買いだろ。10本買おうぜっ。