【戦極3以降からプレイ済】全ルート消化しました。全体的にシステム周りは過去作の正統進化系、プレイし易くなってると思います。シナリオ面では、過去作の焼き増しで残念なルートも目立ちますが、代わりに今作は戦国ものらしく他家のキャラもストーリーに絡ませて、大名同士の対立や謀略など群像劇が行われてるルートが多くなっています。この点は評価が分かれるでしょうが、平凡な身内でのハーレム恋愛物語に終始してないので個人的に好感触です。ライトな戦国ものとしてなら十分楽しめるでしょう。以下は各ルートの簡単な説明→
主人公である颯馬は戦極4から続いて、文武両道の知力寄り万能型という能力ですね。
今作は鎧姿の立ち絵やグラフィックも用意されてます。
基本的に全ルートで人の扱いに長けて、柔軟性や洞察力が良く(女心は別)人間関係の仲介を担う立ち位置です。
また、登場キャラクター達の多くは戦極4の作画や性格設定を踏襲してます。手抜きとも(ry
■過去作焼き増し 身内恋愛物語
島津家・伊達家・毛利家の三つです。過去作プレイ済みの人は登場キャラが好きでもない限り
ネタ切れ気味なストーリー展開はプレイする価値は低いでしょう。
三つとも身内の恋愛物語で終始してます。島津と伊達は定番の女キャラに手を出しまくりハーレムです。
■群像劇が組まれているところ(ストーリー上で肉体関係を持ったり愛する女キャラはヒロインで固定 ハーレム無し)
○織田家
サブタイトルを冠する武家、戦極4と遊戯強化版でいうところの徳川と豊臣です。
全国の大名が登場して天下統一までの道程を描きます。
織田の颯馬は信長と信行の幼馴染であり、この二人をヒロインとして織田姉妹を支えていくルートです。
子供の頃からの付き合いで姉妹とは友人以上恋人未満な関係。
開始は信長が織田を継いだ直後なので、信行の謀反や今川家との確執なども描かれます。
○足利家
ストーリー中に三好家と織田家が登場します。
足利義昭が信長暗殺を命じたとして仇討ちに迫る信行率いる織田家と
その裏に絡む三好家を交えてのストーリーです。
こちらの颯馬は足利学校を出た後、浪人で仕官先を求めて旅をしてる時に
暗殺者に襲われて逃亡中だった足利義輝と行動を共にした事で腐れ縁に。
その後、義昭の危機に駆けつける義輝を追った事で足利家の軍師になる流れです。
ヒロインは義輝と義昭&忠興で選択によって分岐します。
ストーリー的に違和感がないのは義輝でしょうか。
義昭&忠興では、両方共娶る形で終えるもののエピローグで一枚絵CGなし。
○武田家&上杉家
武田家と上杉家の対立の物語になりますが、過去作と違う点は合戦など単発なエピソードではなく
一つの物語として展開していき、終着点もしっかりと描かれます。
信玄が武田家を継いだばかりなので上杉家は中盤まで長尾家とされてます。
このルートでの颯馬は諜報員を育てていた天城の里の生き残りとされていて
武田家には、子供の頃から小姓として仕えて頭首の知恵袋になり
武田の双子姉妹とも深く関わっていたので武田の秘事も共有してる設定です。
姉妹は颯馬の事を信頼できる家臣としてだけでなく、兄のような親近感や女としての思慕も抱いてもいます。
また、颯馬は武田に仕える前の幼き頃、ある少女に命を助けられた不思議な出会いがあり
任務で長尾家に間者として潜入した時、その少女が長尾家の頭首である景虎だったと知ります。
そして、武田の間者という点を隠しつつも景虎とお互い再会を喜んだり
長尾家の日常や人柄に触れながら、景虎に仕官を誘われて自分の居場所に迷う流れです。
序盤で分岐選択があり、武田へ戻るか長尾に留まるかを選ぶことで
ヒロインは武田姉妹か景虎(謙信)のどちらかになります。
長尾(上杉)を選んだ場合、当然裏切り者として扱われて信頼を寄せられていた元仲間達や武田姉妹から
辛辣や悲痛な言葉をかけられるので、武田に思い入れがある人は後味が悪いかもしれません。
○大友家
大友宗麟がヒロイン固定として進む話です。
過去作の宗麟と違い、悪戯好きな奔放者ではあるが
戦場などは得意とする者に任せて、自分は先を見据えた視点で行動する賢者です。
また、颯馬とは同い年の友達の間柄で昔から相思相愛です。
ただし、颯馬は身分の差を気にして気持ちを隠し(周囲にバレバレ)宗麟の我が侭に苦笑しながら行動を共にし
宗麟はいつ颯馬が自分に告白してくれるか待ったり、鈍感過ぎる颯馬を誘おうとする感じになってます。
過去作からのレギュラー、道雪、紹運、宗茂も登場して家族のような間柄ですが
ストーリー開始は宗麟が家を継いだところから始まるため、三人とも改名前の名前になっています。
颯馬とは道雪と紹運が幼馴染で友人、宗茂は実の妹で昔に紹運の家へ養子に引き取ってもらってます。
このルートは群像劇が薄めで他家での登場は龍造寺のみ。
キャラクターも立ち絵なしの隆信と過去作から続投の鍋島直茂だけです。
直茂の方はストーリー上で途中から大友家と行動を共にするようになります。
○長宗我部
過去作の男の娘から普通の女の子へ変わった元親がヒロイン固定となります。
四国統一を目指して最終的に天下統一ですが、一応他家も出てくるものの内容的にほぼ身内で完結してます。
颯馬の立ち位置は昔は元親の教育係として長宗我部に仕えて
元親が頭首となった後は軍師として支えている流れですね。
まぁ、身内での恋愛物語に終始している感じですが長宗我部のキャラも一新されているので
内容面は御馴染みでも島津などよりは新鮮さがあると思います。