過去作とは毛色の大分違う意欲作だが、私には合わなかった。
私見ですがこのブランドの前作までの特徴としては
①魔物娘とイチャラブ+搾精(両立している作品は同人合わせても殆どなくて貴重)
②ドタバタ日常→事件→ドタバタ日常→事件 の繰り返しによる緩急と賑やかさ
③素晴らしい原画(きっちり魔物感を残したうえで可愛いキャラデザイン、CGの表情も本当にエロい)
だと思うのですが
今作は
①→2ヒロインのうち人魚としかイチャラブが無い
②→終始シリアスで同じような暗いBGMが流れて緩急が少ない(間にイチャラブは挟まりますが)
③→ここは変わらず素晴らしい むしろ一作ごとに更に綺麗になっている
ただ殆ど人間型な悪魔がヒロインというのは勿体ないと感じた
いつもみたいにもっと魔物感を出してほしかった 人魚の方はとても良いデザイン
といった感じに見えて残念でした
勿論ストーリー性は上がっているのですが、終始微笑みながらプレイできるような前作までの方が好みでした
そのストーリー自体も「箒星が狂いながらメルフィアを外に出さないように色々画策する」という部分はずっと変わらず、割と平坦に同じようなことを繰り返しているように感じました
イチャラブに関しても、人魚にあっさり惚れられ主人公がそれに応えた といった感は否めなく、過去作のように紆余曲折無かったのは感情移入しづらいものがありました
ただ少し見方を変えると、一般の人でも抵抗の少ないであろう「人魚」と肌の色以外殆ど人間な「悪魔」がヒロインなため
今まで興味はあったけど魔物娘系に手を出すのが怖かった人でも、多少は手が出しやすい作品ではないかと思います
前作なんて自分の頭を手で持ち歩いてる子や、完全に獣姦になるケンタウルスとかもいて、明らかに一般趣味の方に手が出せるものではなかったですしね(笑)
今作で興味を持たれたなら、是非過去作もプレイしてもらいたいものです
まぁコアな魔物娘ファンとしては正直物足りなかったのですが
以上
結構文句ばっかり書いてる気がしますが、価格分は十二分に楽しめる作品でした
ただこの感じでシリアスシリーズを続けるのではなく、出来れば前作までのようなドタバタ系をまた出してほしいなとは思ってしまいました