キャラゲーなのに話ややこし過ぎでは?
◆シナリオについて
攻略順は、アンリ→奈緒美→織姫→ベル
・ベルナデッド
こちらは姫と従士による身分差恋愛が最大のテーマ。
かと思いきや実際は国の内部の話がメインであり、権力や派閥などの情報量が多すぎて理解が難しい。
極めつけに身分差恋愛については祖国を認めさせることも無いまま終了。
ベルが可愛かったのは救いだが、かなり肩透かし。
・アンリ
こちらも姫と従士による身分差恋愛が主なテーマ。
ベルルートと違いこちらは紆余曲折を経てしっかりと祖国を認めさせていたし、
他のルートに比べて話が理解しやすいのも〇。
ありきたりではあるかもしれないが自分は楽しめた。こういうのでいいんだよ。
・織姫
こっちも理解しづらい。断片的な情報をもとに推察しなければならず、正直かなり退屈だった。
内容もベルルートの話に片足突っ込んでおり、先にやっていないと余計に理解が困難。
まぁ先にやっていたとしても複雑であることは違いないので評価は変わらないと思う。
あとは織姫のキャラが個人的に刺さらなかったのも原因だろうか。ここは期待外れだった。
・奈緒美
こちらも複雑で理解しづらく、割と飛ばし読み状態だった。
しかし最大の問題はこのルートだけそれまで匂わせもしなかったファンタジーにいきなり両足突っ込んでしまう点。
話としては見れるところもあっただろうけどこのゲームでやる内容じゃなかったと思う。
以下、シナリオ以外の感想
◆悪い点
・デバッグが甘い(※これらは全て修正パッチVer1.01適用済みでの内容)
CGによってはレイヤーミスったのか口が2つあったり、塗りが怪しかったり。
ゴムつけてんのにゴム貫通射精してるCGまである。俺の知ってるゴムじゃない。
とある場面では立ち絵消し忘れたままアイキャッチが入ってしまう。気付かない方がおかしいだろう。
奈緒美ルートの途中でセーブすると出るセーブデータの副題がおかしい。途中なのにエピローグとか表示される。
誤字脱字も散見される。文末に「@K」という謎の文字が表示されることも。
・Syroh氏の画力(主に立ち絵)がやや不安定か。
・選択肢のデザインがやたらしょぼい
・エロのバランス配分が良くない。少ないものはCG1枚だが多いのはCG5枚でしかも長丁場。
・OPソングの出来が極めて悪い。二度と聴きたくないレベル。
◆良い点
・ヒロインの魅力はキャラゲとしては合格。
・上で批判はしたが、全体的な絵はハイクオリティ。
Syroh氏の絵も安定しているものはちゃんと存在するし、全体的には好みの部類。
・エロについてはバランスこそ良くないけど量やシチュとしては特に文句なし。
全員巨乳でペェズリが2回ずつあるのでズリキチも安心。
◆まとめ
シナリオ面は複雑で理解が難しい上に大して感動する要素も無く、あまりオススメは出来ない。
何よりも個別ルートの大半が自分が求めていたものとかなりズレていたのが残念だった。
全体的な完成度についても、デバッグが甘かったりと首をかしげたくなる部分があるものの、
キャラに関してはそれなり魅力的に描かれてはいると思うので、
キャラや絵に惹かれたならプレイしてみても悪くないのかも。
個人的にもっと素直にわかりやすいキャラゲーを期待してたんだがなぁ。