不満点はそれなりにあるけど満足度はそこそこ。
◆悪い点
・前半部は退屈で面白くなるまでがそれなりに長い。茶番も大体つまらない。
・キャラクターの掘り下げ描写等はやや浅い(特にユネ)。ヒロインの魅力はあと一歩及ばずといった印象。
ついでに恋愛要素もやや微妙。キリエやコトハあたりは唐突感が強く、強引さを感じる。
・リンゴに関しては完全にご都合主義。あんまり期待はしてなかったけど。
・主人公の危機感が薄い。平和ボケして無駄にループ消費したり、ユネの不調をスルーしたりと
お世辞にも有能とは言えない。
◆良い点
・伏線回収はよくできており、後半はどんでん返しもあったりと面白かった。
何気ない部分も伏線になっており、ちゃんと作りこまれているのが伺える。
・サブキャラ含め空気になっているキャラは居ない。この辺も上手く作られている。
◆まとめ
シナリオは同ライターのさくらの雲よりも優れていたように思う。
前半部は退屈だったけど、終わってみればまあまあの作品だった。