おっけい
すばらしい作品だった。
生々しい目を引く演出やいくつも伏線を張った上に謎を散りばめたシナリオ、物語にあった音楽など、よかったところはいくつもあったが、中でも特に秀逸だったと思ったがシナリオ部分だった。
物語序盤では主人公の精神的な未熟さを細かに表現しており、終盤でひとつ成長した姿を見たときは感動した。
しかし一人を除いて悪役に魅力を感じなかった。欲を言えばもう少し悪役にも、そのキャラなりの信念や正義を語ってほしかった。
個人的には前作よりも今作のほうがおもしろかった。
正直、前作で登場してきた能力は万能すぎて面白味に欠けていたが、今作ではそれが制限されて登場しているのですんなりと物語を受け入れられた。
ほとんどハッピーエンドがないのもゲームの雰囲気とあっていてよかった。